· ページ4
SG side
「俺、男です。」
「は？」
今度は俺が変な声を出してしまった。
嘘だろ、男？こんな見た目なのに？
でも、少し低い声や、女にしては高い身長を改めて見てみると、確かに男と言われても納得できた。
にしても顔はまさに女顔だが…………。
「それは、失礼しました。」
「「「「「「ぎゃははははははは！」」」」」」」
「また間違われてやんの、これで何人目だ？」
「安心しろユンギ、こいつは見た目はまあ可愛いが、中身は案外普通の男だぞ。」
「じゃあA、今日はお前がユンギの面倒見てやれ。」
________________________________________________
Aside
また言われた。別に悲しくなんてないんだからね、別に。
初対面の人は必ずと言ってもいいほどこう言う。
「女の子かと思った。」
そこまではまだいい。正直、確かに女の子っぽい顔はしてると思うし、誰だって見間違えはある。それはもう妥協できるようになった。
でも、大抵の人がこう付け足す。
「ちっ、男かよ。」
「その髪色、不自然だぞ。」
「何でそんな色に染めてるの？私、A君は黒の方がかっこいいと思うよ。」
そんなの、そっちが勘違いしたせいじゃん。俺は悪くない。
俺は好きでこんな髪の色で生まれたわけじゃない。俺だってみんなと同じ黒がよかった。
幼い頃から耳にタコができるほど髪が変だと言われ続けた。初対面の人間にいつも怯えていた。俺は生まれつき金色に染まったこの髪を憎んだ。
この人は、ユンギヒョンは、何て言うのかな。
ずっと答えを待ってみたが、この人は何も言う気配はなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 519人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
haruusa(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、コメントありがとうございます！2章楽しみとのことで嬉しいです！頑張って準備しますので是非これからも楽しみにお待ちください😊 (12月21日 11時) (
レス) @page49 id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！第二章めちゃくちゃ楽しみです！更新楽しみにしてます！！ (12月20日 17時) (レス) @page49 id: 9d997c55ea (このIDを非表示/違反報告)
haruusa(プロフ) - ruru_chandayo00さんありがとうございます！そう言って頂けて死ぬほど嬉しいです🥹今書いている話は繊細に書きたいシーンなので時間がかかっています( т т )楽しみにして頂けると幸いです！読んで頂きありがとうございます💜 (10月25日 0時) (レス) id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ruru_chandayo00(プロフ) - こんなに続きが気になる作品初めてです！楽しみにしてます！ (10月24日 10時) (レス) @page43 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
haruusa(プロフ) - LunaLunaさん、コメントありがとうございます😭グクちゃん、はもう少し後に初出演予定なのですが匂わせしちゃいました((((もうすぐ他のメンバーが登場するので是非楽しみにしていて下さい！読んで頂きありがとうございます🙏✨ (10月13日 14時) (レス) id: 027e976ee2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさうさ | 作成日時：2023年8月6日 23時
