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丸山先輩がシェアハウスってことは、やっぱり軽音部員が住んでるって事ですよね。そして先輩達が隣人って……そりゃあ村上先輩も疑ってもおかしくないよ。
「ええなぁ、マルちゃん部屋変わって」
「いーや！！！」
「マル今すぐ変わって」
「嫌！特に亮ちゃんは絶対嫌や」
「なんでや」
「そもそも！俺の部屋勝手に決めたん皆やろ！？」
「え、そうなんですか」
「そうやで！引っ越してくる前に部屋決めしたんやけどな、俺がおらん時に勝手に決めたんやで！酷ない！？」
それはひどい。せっかく家借りて部屋決めるのに自分の部屋も勝手に決められてたらそりゃあ嫌だよね。丸山先輩って皆に雑に扱われてるんだな。「でもええの、Aちゃんが部屋から見えるし」と笑った。
「きっしょ……」
「今の発言ほぼストーカーやん」
「嫌になったらいつでも言うてな。今すぐにでも俺が変わったるから」
「渋谷先輩は確実にないので安心してください」
「じゃあ俺！」
「貴方も絶対ないので安心してください」
大倉先輩と渋谷先輩が隣じゃなくて本当に良かった。色んな意味で。
『A？ご飯できたわよ〜？早く降りてきなさい』
1階から母の声が響く。そろそろ行かないと。「私呼ばれてるので、それじゃあ」とペコリと頭を下げた。
「……Aちゃん！」
「はい？」
「後で俺らから大事な話あるから、ご飯食べたらまた自分の部屋に戻ってきてくれへん？」
安田先輩が眉をひそめて私に言い放った。さっきまでふざけてた感じじゃなくて、やけに神妙な顔つきな先輩達。なんで急にそんな顔……
「分かりました……また後で」
***
(なんで急に、あんな顔したんだろ……)
「A？どうしたの？美味しくない？」
「ううん、美味しいよ」
「そう。ならいいんだけど」
大事な話……全然分からない。思い当たる節が全くない。えぇ………本当に何？
「そういえば最近ね、海外営業部が廃部になったのよ」
「………廃部？」
母が勤めている会社はアパレル関係の会社。海外にも支社が何店かあると聞いていたが、まさか廃部になったとは。
「廃部になった人達は、どうなっちゃうの」
「営業部とか総務部とかデザイン部に異動になるだけよ。やっぱり海外にはうちのデザインじゃ売れないってことがよーく分かったみたい。業績も年々悪くなる一方だったし。国内だけでいいのよ、うちの会社は」
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サーさん(プロフ) - 音海さん、はじめまして！いつも読ませていただいてます！面白くていつも楽しみにしています！更新頑張ってくださいね！ (2020年4月27日 22時) (
レス) id: 2aa0ad98f1 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - めっちゃ面白いです、更新頑張ってください！雑愛されガールの方も見てます！ (2020年3月21日 9時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2020年3月11日 16時
