WTさん達の短編集（！）

kn×kr／押してダメなら ページ2

はじめて、頑張ります！

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kn side

「 ねー、きりやん〜、 」

「 …っと、 待って今いいとこだから待って。 」

最近、付き合っているきりやんが素っ気ない気がする…今日も折角遊びに来たのに最近ハマったゲームに夢中らしい。ちょっと前までは俺が声を掛ければいちいち反応してくれて面白かったのに…

少しムスッとした表情を浮かべてみるものの、此方は眼中にないようで諦めた様にスマホに目を移す

別にしたかった事なども無かったので色々な記事を横目にスクロールをしていた
そこで、ひとつの記事が目に入った

" 彼氏/彼女に素っ気ない反応をされるあなたに＿＿＿"

このタイミングでそんな記事を見かけてしまったら見るしかないよな。なんて自分に言い聞かせてリンクを開いた。
中には長文でどのような事をしたら相手は自分を気にしてくれる＿＿みたいな事がズラズラと書いてあった

まあ、簡潔に言うならば「押してダメなら引いてみろ」という作戦のようだ。
正直、そんな事しても効くもんなのか？なんて疑いつつも…今はそれをしてみる価値がある位構ってもらえてない。…決意した俺は、その場から立ち上がって帰る支度をし始めた。

「 …なに、帰んの？ 」

そう声を掛けられるのもドアに手をかけた後だった。貴方が此方に視線を移したのを確認しつつ

「 まあね、…じゃあ、また ｣

そう伝えると、軽く手を振って貴方の返答を待たずに家を出た

それからというもの、俺はある程度素っ気ない(？)反応をし続けた

「 …ねえ、 きんとき… 」

「 何？今ちょっと忙しいんだけど、 」

「 …ごめん、 なんでもない… 」

正直、心にくるものはあるが顔には出さずにスマホをいじり続ける
そんな日々が1週間くらい続いていた。少しは声をかけてくれるようにはなったもののまだ素っ気ない反応等変わらないまま、いつまで続くんだろうか…なんて考えながら今日もきりやんの家に足を運んだ。

「 お邪魔しま… 」

そう言ってドアを通ると、目の前から押し倒されるような衝撃が走った
不意にされた故に抑えきれず、後ろに倒れ込む

「 痛て…って、」

何だ何だ、と目の前を見てみると抱きつく体制のような姿勢で此方に倒れ込んできている金髪の彼が目に入った。

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一旦切ります！、！語彙力どうなってんだってのは聞かないでくれ…

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