悪女クラッシャー、その名もぶりっ子 (ページ2)

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プロローグページ2

ボールのはねる音や、掛け声が聞こえる。

体育館は、今、熱気で溢れていた。

白鳥沢学園高校、男子排球部。

全国屈指の強豪である。

そんな彼らには、マネージャーという存在がいる。

部員数は百を超え、二軍、三軍と別々の練習をする彼らを、たった一人で支える。

そんな存在だ。

強豪だからマネージャーは沢山いる。

そう考える人も多いだろう。

そんなことは無い(断言)

ここ白鳥沢学園高校男子排球部では、毎年マネージャーが入っては辞めている。

理由は一つ、仕事がキツいからである。

ここで一つ話そう。

マネージャーには沢山の仕事が課せられる。

タオルの用意、スポドリ作り、得点、アドバイス、他校の情報収集等々.....

言い出したらキリがない。

特に最初の四つに至っては、相当な人数分やるのである。

生半可な気持ちなら、直ぐに耐えきれなくなるだろう。

オマケに夏は暑く、冬は寒い。

マネージャーだからといって休むことは出来ない。

そして最大の難関。

ボール拾いと球出しである。

一つは、一年などがやるボール拾いの、さらにそのボールを拾う仕事だ。

ボールが溜まると動きにくくなるから、それを防ぐためだ。

また、万が一引っかかって怪我をしないためにも。

二つ目の球出しは、スパイク練習の時にやる。

セッターにボールを出すのだ。

山なりに投げないと打ちづらいと言われる。

断られるようになるとこちらの心が折れる。

まぁ、この通り。

マネージャーの仕事は忙しいのだ。

なぜこれを知っているのか？

私が白鳥沢の男バレを三年間支えてきたからだよ。

これは、私の後釜で......

『牛島さぁーん！あと二本ですっ！打点下がってきてますよォ？』

ぶりっ子な女の子の、お話だ。

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作者です。
ついつい作りました......
姉が運動部で、マネージャーとかの話を聞いた時、これがマネージャーか、と思いましたね。
違う高校もあるかもしれませんが、姉の学校のマネージャーの仕事を参考に、この話を作ってみました！
頭空っぽにして呼んでください。