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3:プロポーズ開始? ページ3

『......抜け出せたのがさっきやねん....』

クロウリー「いえ、今は戻ってきてくれたことがありがたいです!」

『....あれ、みんなは...』

クロウリー「プロポーズへ向かいました!さぁさぁ、あなたも早く!」

『.....分かった。』

てか、王子様らしく、か。

俺はアラジンくらいしか知らへんけど、そういうのとちゃうよなぁ。

あれ、元は庶民やし。

せやったら、甘くて優しくてハンサムな感じか?

『んー、よし!』

久々に大きな声を出す。

よう話さんとなぁ。

あ、関西弁もあかんわ。

『さぁて、行こう!』

あん時みたいにやればええ。

俺は別人。

今は、僕だ。






『着いたぁ.....』

白馬だとか、そういうのは持ってきとらん。

門の前にはゴースト。調べ通りや。

『.....こんばんは。こちらに美しい姫がいるという噂を聞きつけ、遥々やってきました。どうか、姫の姿を人目見させてください。』

日本は昔は、女性の顔なんてホイホイ見れへんもんやった。

まぁ、噂が伝わっとって、それを見に来たって設定は嬉しいやろ。←

ゴースト「なんと!姫様の噂はそこまで!」

『えぇ。一目でいいのです。見させていただけませんか?』

こっそり魔法をかける。

ゴースト「そこまで言うのならば、通してやろう!」

.....計画通り!

こいつにかけたのは、判断力をにぶらせる魔法や。

背筋は伸ばす。

歩き方一つでも人は見られとる。

さぁ、姫様とやらの元に行くかいな!






その頃、大広間では.....

トレイ「ところで、Aはどこだ?」

デュース「あの人は誰にでもなれるから、とカリム先輩が利用へ連れて行って飾り立てているそうです。」

ケイト「あれ、でもAちゃんは理想とは違くない?背は高いしかっこいいけど、無口だし方言だよね。」

ヴィル「何言ってんのよ?あの子、役者やった方がいいんじゃないってくらい人変わるんだから。」

レオナ「あいつが最初から来ればよかったのにな。」

ゴースト「姫様!姫様の噂を聞きつけ、やってきたという男が入ってきました!」

イライザ「また?侵入者がいるのに、どうしたのよ。」

ゴースト「高身長でイケメン、しかも不思議な魅力があるとか....」

イライザ「....まぁ、お断りしないといけないわね。」








『あれ、エースくんとエペルくんじゃないか!』

エペル「....えっ?えっ?」

エース「ほんとに誰???」

3:待ってくれ!→←1:侵入!



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作者名:花陽 | 作成日時:2020年11月30日 0時

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