十七話:救援要請 ページ20
『なにこれ。』
クロウリー「校舎裏の不思議な木に結ばれてたんです。」
『....手のような形の葉の木ですか?』
クロウリー「はい!そうですね!ところで、あの木は?」
『私が上手く育てたんです!んで、渡して貰えますか?』
クロウリー「それが、知らない文字なんですよ。調べたところ、極東の文字に酷似しているんです。」
『あぁ、確かにね。馴染みのある文字だから特に気にしてなかったや。』
クロウリー「え、この文字を知っているんですか?!」
『うん、前世でね。ふーん、上手くいった感じかな。』
クロウリー「何がですか?」
『いや、なんでもないさ。んじゃ、これは貰ってくねー。』
クロウリー「は、はい。」
手紙には、Aが送った、名前がこの世界の文字で書いてある紙が貼ってある。
送った通りだ、とAは確認し、手紙を折りたたんでポケットにしまう。
『さぁて、それじゃあ.......一度、帰ろうかな。』
『術式反転__無限空間__』
Aの周りの空間が、赤黒く染まる。
『さーて、あの世界は.....あ、あったあった。』
Aの術式反転、無限空間。その名の通り、無限に繋がり、無限に続く空間。
繋がりとは、空間の繋がり。
空間とはどこにでもある。つまり、大小関わらずどこにでも行けるのだ。
Aが足を踏み出せば、赤い水の足場に、波紋が広がる。
次の瞬間、Aは山の中に居た。
『あ、ここオーストラリアだった。』←
数分かんコアラを眺め、そしてもう一度術式を使う。
次の瞬間、Aは新宿のとあるビルの屋上に居た。
『お、ようやく着いたか。いやー、この体じゃ初めてだからね。』
そう言いながら、人混みに紛れていく。
スルスルと人の間を通り、ある人の後ろに立つ。
『.......私、Aさん。今、あなたのうしろに居るの。』
??「......お、A?」
『あんま驚かなかったね。』
??「......ちょっとまって、なんでいるの?怨霊?怨霊なの???」
『落ち着け悟、私は生きているからね。』
五条悟。呪術師最強だ。
何の気なしに戻ってきたAに、思わず混乱した。
『ごめんごめん、別の世界に転生したから術式反転使ってこっちまで来たよ。』
五条「あぁ、なるほど。Aの術式、それが可能だからね。」
『うん。ところで、みんなは?』
五条「悠仁は死んじゃったけど生きてるし、他のみんなもまぁ元気かな。」
『は?あいつら、本気で潰す?』
五条「落ち着きなって。」
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甘 - 見てらっしゃるかわかりませんが続き待ってます!!とても好きです! (2022年12月15日 20時) (レス) @page35 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
蜃気楼 - 続き待ってます!!!!!! (2021年12月10日 0時) (レス) @page35 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
テル - 夢主かっけええ! (2020年12月15日 6時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 流石呪術師。 (2020年12月14日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - リリアを見下すという行為に走るとは思えません。作者様がそれらをわかった上で書いていらっしゃるのなら何も言えませんが、もしそれを知らないのであれば文章を直していただきたいです。長文失礼致しました。 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 79a78e1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花陽 | 作成日時:2020年10月24日 23時