四話:異世界からの ページ6
あれから三年。Aたちは三年生になった。
マレウスは寮長、リリアは副寮長となった。
春。朝からどこか、学園がバタバタとしていた。
リリア「.....ふむ、外が騒がしいな。」
『うーん、あ!』
Aは何かを思い出す。
リリア「なんじゃ?」
『今日、例年通りなら、入学式だよね?!』
そう。今日は入学式だ。例年通りマレウスに招待状は来ていない。
去年は前日に気づいたから良かったものの、今年は間に合うか危うい。
リリア「ハッ!そうじゃ!」
『先向かってるよ。リリアはマレウスをよろしく!』
ちゃっかり、拗ねたマレウスをリリアに押し付けるA。
リリア「面倒なものを押し付けよって.....」
そう言いながらも、承るリリア。三年間で、リリアはAに甘くなった。
それが、このようなところに現れる。
『あはは!』
急いで、転移魔法を使って入学式を行う場所へ向かう。
式場は、新入生でいっぱい。
Aはフードを被り、寮長たちの元へ向かった。
『今年
さて、どういうことかな?』
アズール「失礼、どうも彼は近寄りがたくてですね...」
威圧をかけられながらも言い訳をしたのは、オクタヴィネル寮の寮長、アズール・アーシェングロット。
『去年釘を指したけど、まだ足りなかったか。』
去年、Aは招待状を送らなかった者に対して少しばかりイタズラをしたのだ。
それは、抜け毛が酷くなる魔法。←
かけられたのは学園長だが、相当堪えたらしい。
アズール「はい?!」
それをかけられるとなれば、いつも余裕そうなアズールでも、動揺する。
『はぁ。招待状送れば済む話だよ?』
ヴィル「落ち着きなさいよ。そうカリカリしないでちょうだい。眉間にしわ寄せてると、皺が残るわよ。」
そう言ってAの眉間を抑えたのは、ポムフィオーレ寮、寮長、ヴィル・シェーンハイト。
『はいはい。じゃ、ヴィルもマレウスに招待状送るようにしてよね。』
リドル「...さ、これで入学式お寮分けは終わりかな?
いいかい新入生たち、ハーツラビュル寮では、僕が
『.....ヴィル、その言葉はあっちに言った方がいいんじゃないかな?』
ヴィル「あんたは別でしょうが。」
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甘 - 見てらっしゃるかわかりませんが続き待ってます!!とても好きです! (2022年12月15日 20時) (レス) @page35 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
蜃気楼 - 続き待ってます!!!!!! (2021年12月10日 0時) (レス) @page35 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
テル - 夢主かっけええ! (2020年12月15日 6時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 流石呪術師。 (2020年12月14日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - リリアを見下すという行為に走るとは思えません。作者様がそれらをわかった上で書いていらっしゃるのなら何も言えませんが、もしそれを知らないのであれば文章を直していただきたいです。長文失礼致しました。 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 79a78e1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花陽 | 作成日時:2020年10月24日 23時