《鬼滅の刃》《ハイキュー》伊黒小芭内の妹は青葉城西に通うようで.....？

7話:心の傷と口の傷 ページ8

岩泉side
風見が無理やり包帯をずらした。そして見えたのは、刃物で裂かれた口だった。耳の近くまで裂かれており全て治ってはいないようだった。
ダァン
一秒も経たずに聞こえた音は、風見を伊黒が壁に押し付けた音だった。胸ぐらをつかみ、怒っているのが俺でもわかった。
伊黒「おい貴様。ふざけるのも大概にしろ。人の話を聞かなかったのか？やめろと言ったはずだ。日本語を理解できないのか？やめろ言われたことはやめて、やるなと言われたことはやらない。そんな単純なことも出来ないのか。」
及川「海月を離せ！」
伊黒「ならもうこんなくだらないことをするな。良かったな兄さんではなくて私で。兄さんだったら今頃はもう貴様らの首と胴体が泣き別れしているところだ。実を言うと私も切りたいがな。」
松川「てか、その傷なんだよ。やっぱ不良なんじゃねーか。」
伊黒「不良？自らこんな傷をつけると？そんな馬鹿な話はないだろう。これは.....いや、話す価値がない。この傷のせいでどれだけ苦労するかをよく考えて発言をしろ。貴様らは失言が多い。人を苛立たせる天才だな。いい加減、ふざけたことを言うな。貴様らの考えが正しいわけないだろう。時に、本当に正しい人でも理不尽な目にあう。それを理解しろ。現実を見ろ。いつまでも妄言を吐き散らすな。私は帰る。岩泉さんを除くやつら、二度と私の元に来るな。顔を見せるな。私も近ずかない。あと女。相手を考えろ。」
風見「なっ！」
伊黒「何を思って私に濡れ衣を着せたかは分からないが、迷惑この上ない。貴様を羨ましいとは思えない。もう少しマシなことを言え。」
伊黒はそう言って帰っていった。

それにしても、伊黒、傷があっても綺麗な顔立ちだった。は、俺は何を考えていたんだ？
及川「何さあいつ！」
花巻「信じらんねー。」
松川「ほんとだな。オマケに海月を壁に打ち付けるとか。」
矢巾「あいつこそ何様なんすかね？」
渡「不良じゃないならどうしてあんな傷が着くんですかね？」
金田一「そもそも、虐めなきゃこんなことにならなかったのに。」
あいつらは馬鹿なのか？伊黒の言ってた通り、今日仕事してなかったし、普段から他の及川ファンに作らせたりしてんだぞ？スポドリの味が変わってるの気づかねーのか？てか、あいつすぐ帰るから片付け俺らでやってるし。最近は伊黒について話すせいで俺と国見しかやってねーし。
『ほんとになんなんだ。』
全員が、魔法にかかったみたいに風見を庇うな。

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