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宣戦布告 ページ8

彼が一番、親の七光りと言われるのが嫌いだ
父親の背を追って、抜かすのが一つの目標であるが、七光りは心外だった
それが分かっているからこそ、月皇の気持ちも少しは理解していた
だから彼は、仲間のために怒れる

「さっきから聞いてれば何様のつもりだ!」

「はん、エリートのお仲間が出やがった」

「はぁっ!?」

「何か間違ったこと言ったか?大体お前ら、ミュージカルに熱くなりすぎだろうが。どんなに頑張ったって受かるのは1チーム。どうせ無駄な努力に終わるぜ」

ぷつりと
これには哀葉も黙ってなかった。が、一度心を落ち着け、北原の襟ぐりを掴んでいる天花寺の腕にそっと手を置いた

『翔。待った』

「はっ?」

天花寺を抑える哀葉は笑って、いた。口元だけは

『梨園の貴公子様がこんな所で暴力沙汰はやめな。そういうのは、さ』

彼女の眼光が鋭くなる
元々目つきがキツイのもあり、睨むとかなり凄みが出る
怒りの空気を感じ取った天花寺はぞくりと内心震えた

『北原と同じ土俵に立ってる奴にやらせるのが筋だろ?』

「だな」

黙っていた空閑が、ようやく喋り出す

「北原、前から聞こうと思ってたんだが、お前今回のオーディション受かる気あんのか?」

「はぁ?当たり前だろうが。ミュージカルだろうがなんだろうが結果が全て。やるからには完璧に。勝てなきゃ有罪だ」

「だったらー…」

空閑は殴らんばかりの気迫を見せるが、彼の拳は直前で止まり、北原を指差す
宣戦布告のように

「半端なこと言ってねえで本気で来い。……こっちは、はなから役くれてやるつもりねぇからな」

ドスの効いた声。本気でやっている空閑にとって、北原の精神はプライドを嘲笑うかのようなものである。今の空閑には、怒りという感情以外一切ない
気迫に押された北原は、空閑が額を押すと同時に座り込んだ

「哀葉、後頼む。行くぞ天花寺」

『はぁーい』

「お、おぉ…って指図すんじゃねえ野暮助」

二人は去って行く
さて、と哀葉は座り込んだ北原を見る

『北原廉』

「……?」

『お前さ、人の気持ち考えたことあるか?』

「は?」

『ガキっぽい、チヤホヤされて育った、親の七光り、無駄な努力。随分とまあ図々しく言ったもんだなぁ』


「うわ…やべえ」

虎石は悟った

『てめぇが言える立場の人間じゃねえだろ。あ"?』

哀葉が、本気でブチ切れている事を

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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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