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大きな壁 ページ6

本心を探るような瞳を月皇に向ける
そうじゃないだろうと、言うように

『自覚がないならそれこそ重症だ。お前、アレクシスの影を誰がやっていたか覚えていない訳ないだろ。お前は兄の影を、』
「違うッ!!」

悲痛な叫び声。追いかけている自分を否定する言葉
静まった部屋と空気に月皇は我にかえる

「…っ…悪い」

「……お前、そのままじゃ潰れるぞ。決めるのはお前自身だけどな。ここで一歩を踏み出すか、踏み出さないか。これはお前にとって大きな一歩だ」

「月皇…」

「…………わかりました」

追いかけるだけが全てじゃない。他に道もある。この遠回しな言い方は、果たして今の月皇に届いているのか危うい所だ

(うおさん、あえて憎まれ役買って出たな…昔からそう言う人だったって分かりやすいぐらいだ)

この時は月皇が渋々納得してお開きとなった
変な空気のままでの解散だったため、明日の練習空気が妙なことになっていない事を祈るばかりであった


翌日
本日の午前は通常授業。午後からが練習参加となっている
コンバートの件は哀葉も納得の上であるために、月皇と会話するのは少し気まずかった

『あ"〜〜…嫌だな〜〜…あの空気』

「お前が気にしても意味ないだろ。サラブレッドがお悩み気味だったのは、今に始まった事じゃねえし」

『役替えは俺も同意の上なんだよ。うー…うみうみと会うの怖い…』


「ていうか、なんで虎石君が、うちのクラスにいるの…?」

二人の会話に割って入ったのは霧崎だった
それもそのはずだ。今彼女がいるのは声楽科のクラスであり、虎石は本来ここにはいない
とはいえ休み時間なので、さほど問題はないのだが

「教科書借りに。つーわけで、数学かーして♡」

『お前な……散々持ち物確認しろって言ってんのに…』

とは言いつつ、借す所が甘い

「サンキュー♪あー、後、出かけるの何処にする?行きたい場所とかねえ?」

『特にはないな…お前が決めていいよ』

「そ?じゃあこっちでプラン考えとくわ。っと、チャイム鳴るな。じゃーなー」

『ちゃんと教科書返せよ』

「わーかってるって」

パチンッとウインクをして虎石は教室へと戻った

「……哀葉と虎石君って、凄い仲いいよね?」

少し赤面気味に霧崎が尋ねる

『えっ、そうか?』

「なんか、イケない関係って感じがする」

『ハハッ、なんだよそれ』

笑って誤魔化すも、内心冷や汗の哀葉だった

対立→←適任



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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