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適任 ページ5

午前の練習が終わり、昼休みを終えた哀葉に声がかかる
虎石たちは腹ごなしに少しあたりを散歩しに行っていた

「黒崎、今いいか」

『ん?』

彼女に声をかけたのは魚住を筆頭にアンシエント三人
表情からして、ただ事ではない

「チーム分けの件でな。お前にも意見を聞こうと思う」

『チーム分け…海斗が関係してますか?』

彼女の問いに早乙女が頷く

「察しが良くて助かるよ。月皇は、今のままでは潰れてしまう。指導者として教え子がダメになってしまうのは避けたいからね」

「そこで、急遽、役をコンバートしようって話になったんだよネ」

コンバート。つまり役の交代。きっと月皇は納得できないと反対するだろう
けれど今の月皇では、兄という大きな壁に押し潰されてまた前の彼に…前の彼以上に廃れてしまう

『コンバートするのは…』

「星谷だ」

『……繊細さが求められるランバートの影より、表現豊かなアレクシスの影が向いてると判断したわけですか』

「ああ。海斗は上手い。だが、音域ではアレクシスの影は向いていない。どう思う」

『俺も、そう思います。音域が出ないのは重圧もあるでしょうし……海斗にはいい機会でしょう』

哀葉の同意を得て、この話は終了となった
タイミングよく虎石と空閑が帰ってきたこともあり、アンシエント三人は稽古場に戻った

『……克服できるといいけど』

「ん?どうかしたか?」

『なんでも』


ー・ー・ー


時間というのはあっという間で、本日の稽古は終了となった
スパルタと言われただけあって、育成枠のメンバーは皆疲れ気味だった

(今日はなるべく疲れがほぐれるもんにするか)

哀葉は荷物を片付けながら、今日の献立を組み立てる
この後話される事を知りながら

「海斗。星谷も来い」

魚住から召集がかかる。あの件のことだ

「手短に言う。お前ら、受ける役をコンバートしろ」

「「…!?」」

その場にいる全員に動揺が走る
冷静なのはアンシエントと哀葉だ

「どういう意味ですか…!」

やはり反論したのは月皇が先だった
魚住は淡々と、この判断に至った経緯を述べる
上手いが役と噛み合っていない事、星谷の方が適任である事。レベルの問題ではなく、適性の問題。全て正論だった
だからこそ、月皇は納得が出来ない

「やらせて下さい…!この役はチームメイトから託された役です!」

『本当に?』

「っ…?」

ずっと黙って話を聞いていた哀葉が口を挟む

『本当にそれが本心なのか?』

大きな壁→←ひっつき虫出現



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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