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電話 ページ14

「は〜美味しかった。ご馳走様っ☆」

『お粗末様でした』

ご飯を食べ終わって皆満足した様だった
思っていたより、楽しい食事会になった
哀葉は皿を片付けにキッチンに戻る。今度は申渡が手伝う

「本当に美味しかったです。今日はありがとうございます。黒崎さん」

申渡は洗い終わった皿を拭きながら言う

『いえいえこちらこそ。けど、その黒崎さんってのは堅苦しいな』

「あ、すみません」

『俺が年上でも、学年は一緒だ。余計な気は使うな。いいな?』

「はい。では、哀葉で」

『そーそ。それでいいよ』

ニッと笑うと、誰かの携帯がなっている
耳を澄ますと、蘭丸の曲【BRIGHT ROAD】だ
つまりは哀葉の携帯である

「黒崎くーん、携帯なってるよー!…えーっと"七海"…」

その名前を聞いた途端、哀葉は素早く手を拭き卯川からひったくる様に携帯を奪った
確認すると差出人は七海春歌であった

『もしもし春歌!?』

《哀葉ちゃん!お久しぶりです》

電話に出ると、可愛らしい女性の声
作曲家 七海春歌。蘭丸のパートナーである

『どうした?電話するの珍しいな』

《あ、ええと、哀葉ちゃんは今週末って空いてる?》

『今週末…?空いてるけど……どうかした?蘭ちゃんと喧嘩でもした?』

《ち、違う違うっ…!そうじゃなくて、あの、哀葉ちゃんの所に遊びに行きたいなって》

そんな春歌の申し出に、哀葉はぐらっとふらつきそうになる

(そんなの予定あっても承諾するわ…!!畜生、かわいいな!!)

お気づきだろうが彼女は春歌が大好きである
蘭丸も勿論好きだが、序列は春歌の方が上である

『大丈夫だけど、道迷わない?迎えに行こうか?』

《蘭丸さんに途中まで送ってもらう事になったから大丈夫だよ。私は平気だって言ったんだけど、信用ならないって》

『まあ蘭ちゃんに同意だね。春歌帰巣本能なさすぎだから…』

そんな雑談も程々に済まし、哀葉は電話を切る

「七海って誰?黒崎くんの彼女かなにか?」

名前を見た卯川が尋ねる
そこで哀葉は彼らがいたことを思い出した
春歌からの電話により、忘れていたのだ

『ちげぇよ。親戚』

さすがにアイドルである蘭丸の彼女と言うのは、はばかれるので誤魔化す
あながち春歌も親戚みたいなものになるだろうと哀葉は思っていた

『赤トラ、今週末は?』

「デート。夕飯は食べてくる』

『了解だ。お客さんいるかもだけど気にすんなよ?』

今週末が楽しみだと、心を躍らせる哀葉であった

週末の時間→←親睦会



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作品ジャンル:アニメ
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ディー&ダム(プロフ) - 誰が喋ってるか分からないので、分かりやすくしてもえらると助かります。 (2017年1月21日 11時) (レス) id: 9c7bed322d (このIDを非表示/違反報告)
春月(プロフ) - lightjokerさん» ご指摘ありがとうございます。修正しましたので、ご確認ください (2016年10月4日 22時) (レス) id: 3cb9b28fc9 (このIDを非表示/違反報告)
lightjoker(プロフ) - 連続ごめんなさい!!ページ13の名前変換も出来ないです。 (2016年10月4日 19時) (レス) id: b2450b22ee (このIDを非表示/違反報告)
lightjoker(プロフ) - すいません。ページ4の所の名前変換が出来てないです (2016年10月4日 19時) (レス) id: b2450b22ee (このIDを非表示/違反報告)
滝原つな(プロフ) - 春月さん» 直ってましたよー!ありがとうございますm(_ _)m (2016年6月26日 4時) (レス) id: 3f531b701b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春月 | 作成日時:2015年11月6日 0時

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