大事にしたい、宝物。 ページ29
｢ただいまぁ、
みんなぁ、主人が帰ってきたぞぉ｣
もう一度ただいまと言って、手を洗い、リビングへ。
｢お、お前ら仲良くなってんだな、佐久間嬉しいぞっ｣
リビングの扉を開ければ、猫たちはじゃれあって遊んでいた。
涼なんかは、俺の足元にすりすりと体を擦り付けて。
｢おかえり｣なんて言ってんのかね。
｢ふふっ、スキンシップ大好きなんですなぁー、涼ちゃんは。
あっ、俺お腹空いたし、お前らもちょっと何か食べるかー？ちっちゃいおやつ、あった気がする｣
佐久間はキッチンに向かい、猫たちの餌とおやつを入れている棚を物色して。
お昼ご飯、と言っても遅すぎるし、夜ご飯にしてはあまりにも早すぎる。
3時のおやつだと思ってくれ、と佐久間は小さな缶々を開け、それぞれのお皿に3等分して床に置いた。
｢俺は…特にねぇなぁ、帰り道のコンビニでなんか買えばよかった｣
猫にはおやつはあるのに人間にはないんだと佐久間は下唇を噛んだ。
もう一度冷蔵庫や棚を物色し、出てきたのはインスタントのぜんざい。
｢…まぁ、これ、でいっか。すぐできるし｣
お椀を取りだし、中身を入れてレンジでチン。
数分ほど温めなければならないと書いているので、その通りに温めてヤツを待つ。
｢そうだ。涼、おやつ中にごめんよ｣
佐久間は涼たちが食べている隣に寝転んだ。
パシャリ。
｢これ、俺様の大事な宝物だから｣
佐久間は、おやつに夢中なツナとシャチ、そしてカメラ目線の佐久間と涼の4ショットをカメラに収め、スマホの待ち受けに設定した。
一生の、宝物だと。
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harutomo(プロフ) - mimi11さん» コメントありがとうございます！思いつきから始まってただ妄想しながら作っています笑 (5月19日 8時) (
レス) @page33 id: 500432e3df (このIDを非表示/違反報告)
mimi11(プロフ) - 初めまして！不思議なお話でもありピンクさん主人公なので更新されるまで何度も読み返してました(*^^*)お話作るのはとても大変だと思いますがゆっくりでも大丈夫なので楽しみにしています！！ (5月18日 23時) (レス) @page33 id: 7496b5f3f4 (このIDを非表示/違反報告)
harutomo(プロフ) - りゃさん» ありがとうございます✨ (2023年4月20日 20時) (レス) @page25 id: 500432e3df (このIDを非表示/違反報告)
りゃ(プロフ) - 面白いので、続き待ってます💓 (2023年4月18日 7時) (レス) id: 1dee3137b4 (このIDを非表示/違反報告)
harutomo(プロフ) - まめさん» コメントありがとうございます！開いたら1位になってました、超絶ビックリです(笑) (2023年4月17日 17時) (レス) id: 500432e3df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：harutomo | 作成日時：2023年4月10日 22時
