ぼーいっしゅがーる。Ⅶ (ページ9)

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#8 抱負。ページ9

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三宅｢挑戦してみるか、抱負｣

『えっ、』

……三宅くんに直視され、無謀なことに挑戦しなくてはいけない状況に。

周りもめっちゃ見てるし……！！！！

松岡｢健、お前な、Aちゃん戸惑ってんじゃねぇか｣

三宅｢目が合ったんで｣

松岡｢それとこれとはちげーんだよ｣

松岡くんにガシッと両肩を掴まれ、目を合わせる。
同じAグループのお兄ちゃんたちも、近くに寄ってきてくれて。
小声で打ち合わせが始まる。

松岡｢Aちゃん、なんか言えるか？｣
『こ、こ、こういう時って、何言えば』
井ノ原｢グループとして、何がある？｣
『すぐに凱旋ツアーってのが』
松岡｢おぉおぉそれ言えばいいじゃん｣
亀梨｢じゃあ、嵐としてファンとの繋がりが濃い1年にしたいですって｣
松岡｢それいいじゃん｣

すぐに決まればすぐに行動に移す。

今日の松岡くんはすごく安心材料だ、守りたい一心なのか、付きっきりで動いてくれる。
しまいには｢マイク貸せ｣なんて強奪してる…………

…………怖い。

『…………』

椅子から降り、マイクを手に取って。
ちら、と視線を右にすれば、｢君ならできる！｣とエールを送ってくれるお兄さんたち。

ぱっと左側にいる三宅くんに視線を移せば、既に中居くんに締められてた。
｢気にすんな｣と中居くんの口が動いてる。

…………気になります。

『えっと』

頑張れ、自分。

『今年は、嵐としてすぐに凱旋ツアーもあるので、ファンとの繋がりが濃い1年にしたいです。今年1年も、よろしくお願いします』

ペコッとお辞儀をすれば、｢よっ！｣｢Aちゃん、いいぞ！｣と声が聞こえる。

よっしゃ、と自分にガッツポーズをした。