#6 お せ ち。 ページ7
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松岡｢おおぉいまじか、Aちゃん、おせち｣
『……苦手……なんです……』
増田｢全部？｣
『全部じゃなくて……味？』
松岡｢おせちはなぁ、普段の食べ物より保存が効くように砂糖だとか塩がとことん使われてんだよ、それだな｣
｢いただきます｣を言う前に、グループのメンバーに伝えると、びっくりされた。
というか、もっと早く言っておけばよかった。
…………ごめんなさい。
井ノ原｢こんな大勢でってのも言えないよな｣
亀梨｢と、とりあえずさ、いつも食べてるやつ…これだったら食べれる、みたいなのは？｣
『……だて巻きと、かまぼこ』
みんな、気を取り戻そうと食べようとなった。
私が食べれるのは……
だて巻き、かまぼこ、こんぶ、栗きんとん、田作り。
……以上。
安田｢俺の分あげるよ、かまぼこ｣
『いや、安田くんの分』
右隣に座る安田くんから、かまぼこ。
安田｢ええって、食べ食べ｣
亀梨｢あ、じゃあ俺栗きんとんやるよ｣
『か、亀梨くん』
さらに右に座る亀梨くんから、栗きんとん。
増田｢俺からも栗きんとんやる！｣
目の前に座る増田くんからも、栗きんとん。
松岡｢金持ちになるぞおい笑｣
井ノ原｢俺からは、田作り｣
松岡｢じゃあ俺からは、こんぶ｣
左隣の松岡くんからはこんぶを貰い、
そのまた左に座る井ノ原くんからは田作りを貰った。
松岡｢食べれる？｣
『……食べれます』
井ノ原｢良かったな、好きなもんたくさん食えて｣
『えへ、』
なんか私、幸せ者だな。
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作者名：harutomo | 作成日時：2023年11月9日 8時
