ぼーいっしゅがーる。Ⅶ (ページ6)

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＜嵐兄ｽﾞ side＞

三宅くんが｢遊んできな｣と催促し、Aは関ジャニ∞の元へ合流していった。
元々、エイト側も｢Aちゃんがもっとこの事務所の雰囲気に慣れててくれれば｣と考えていたらしく。

｢｢｢フルから始まるリズムに合わせて！｣｣｣

お、リズムゲームしてんな、と声で分かる。
V6兄さんがかなり盛り上がってテレビでもやっているゲームだ。

Aは右に安田くん、左に錦戸くんがいる。
さっきじゃんけんで盛り上がってたし、勝者が隣になれる、というので決まったんだろう。

大倉｢(ﾊﾟﾝ)(ﾊﾟﾝ)フル3！｣

『(ﾊﾟﾝ)フルフルフル！』

『(ﾊﾟﾝ)(ﾊﾟﾝ)ヒナチェケ！』

村上｢ヨーチェケラッチョ！！｣

村上｢(ﾊﾟﾝ)(ﾊﾟﾝ)ヤス2！｣

安田｢(ﾊﾟﾝ)(ﾊﾟﾝ)ヤスヤス！｣

安田｢(ﾊﾟﾝ)(ﾊﾟﾝ)ヒナチェケ笑｣

村上｢ヨーチェケラッチョ！！｣(テンションMAX)

｢｢｢wwwwwwww｣｣｣

丸山｢あかんてぇ、ヒナばっかりチェケ使いよって笑｣

村上｢そんなん最初言うたAちゃんやん｣

『それ言ったら安田くん次行くのは』

横山｢笑っとったし笑｣

安田｢俺は正々堂々闘っとんねん｣

『私だって、正々堂々闘ってますぅ！』

安田｢なんや、やんのか？笑｣

村上｢おぉAちゃん、いったれ！！｣

あぐらをかいた安田くんを頭から優しく突っ込んで。
｢捕まえたァ！｣なんて安田くんの声がする。

松｢……慣れたのかな｣

二｢だと思うよ｣

このまま楽しく過ごしてくれたらな、なんて。

お兄ちゃん(・・・・・)と言ってもとんでもない数だけど、きっとAが楽しいと言ってくれる、思ってくれるなら、それでいいのかもしれない。

井ノ原｢エイトもそろそろ時間だぞ！｣

村上｢あ、Aちゃん終わりだよ｣

『あ、はい！』

それぞれの丸いテーブル席には、豪華な三重のおせち料理が中央に置かれていて。
人数分の箸と皿、コップもある。
ドリンクはフリーっぽい。

…………や、言いたかったんだけど、言えなかったってことにしてくれる？

私、おせち苦手。