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相｢あ、そういえばさ｣
ご飯を食べながらMVを見ている途中、相葉ちゃんが席を立った。
自分のカバンから、何か写真を持ってきた。
相｢あんまり許されないんだけどさ、これ｣
｢ん？｣
相｢マネージャーが台北と韓国のコンサートの後、非公式での写真を見つけたんだって｣
｢こっちに戻ってきてってこと？｣
相｢うん、それ｣
手元に置かれた写真。
衣装で言えば、たしか｢RIGHT BACK TO YOU｣と｢PIKA★NCHI｣のナンバーだったっけ。
……純粋にかっこいい。
相｢で、これ｣
2枚目は、ツアーTシャツに、青のGパン。
俺らもよくやる、アンコール時のスタイルだ。
ファンに向けて、ピースサインをするA。
少し控えめな感じがする、可愛らしさを持った感じ。
｢……かわいいな｣
相｢可愛いよね、Jrにいるような感じだよね｣
Jrのフォトフレームに合わせたら、きっとバカ売れするんじゃないかって思うくらいのビジュアルで。
｢早く、ファンも気づけよな｣
相｢Aちゃんの魅力？｣
｢なんか、未だに毛嫌いしてる人いるけど｣
相｢まぁ、いずれ来るんじゃない？気長に待つなんては言えないけど｣
スポットライトとしても、ピンスポ(ピンスポットライト)はみんなが一斉に浴びれるものではない。
一人ひとり、早い人もいれば遅い人もいる。
こんな職業をしているのだから、時間は無限にあるわけではない。
いかに、この限られた時間の中で、自分を出せるか、そして周りに周知してもらえるか。
『やるしかないよね』
Aがいつも言ってる言葉。
そうだ、やるしかないんだ。
✐☡✐☡✐☡✐☡✐☡✐☡✐☡✐☡
P.S.
一部の話を編集させて頂きました。
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作者名：harutomo | 作成日時：2023年11月9日 8時
