ぼーいっしゅがーる。Ⅶ (ページ33)

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日は少し経ち。

通しリハも終えて、控え室。

遠くから声をかけ、潤くんの後ろにリーダー。

大｢あ、松潤｣

松｢リーダーどした？｣

大｢……“逆ドッキリ”やりたい｣

椅子に座っていた潤くんは急な話にビビったようで。
ｶﾞﾀﾞﾝｯと、椅子を鳴らして立ち上がった。
その音に周りのスタッフが驚いてる。

…なんか色々、いろんな所で驚いてる人いるよ…？

松｢え、…っと、逆ドッキリ？｣

大｢今さ、Jrの奴とやってんじゃん｣

松｢まぁ、確かに｣

大｢その現場に乗り込んでいい？…キレてみたい｣

松｢いや、全然いいけど…どうやって？｣

リーダーが説明するには。

普段、このJrと一部メンバーが集まる時間帯にはリーダーはシャワーに行っていて。
順番が決まってるわけではないが、不在にしているのは確実なのだ。
そのシャワーの時間を別メンバーと交代し、普段来ないはずのリーダーが部屋に入る。

そして、キレる。

松｢すげーこと思いついてんじゃん、乗った｣

乗った、とは。

『……やるんだ………』

松｢な、Aはいつもいるけどさ、怖くないの？｣

『無視してる』

松｢あっそうなの？｣

二｢なんならコイツ一部のJrとゲームしてる｣

松｢何してんだよ笑｣

大｢とにかく、松潤はいつも通り奴らと喧嘩遊びしといて｣

……きっと、うまくいくんだろう。

温厚な相葉ちゃん以外、このグループはキレると怖いらしいのだから。