ぼーいっしゅがーる。Ⅶ (ページ32)

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#31◇ ドッキリにしては怖すぎる。ページ32

松｢あ？お前もっかい言えよ｣

Jr松崎｢アンタだって｣

…………あーーーやってるよ、

怖ぇけど。

聞いてるけど、聞いてないフリしとこう。
それが私には安全。

コンサートが終わり、ホテルに戻って。
Jrも自由が利く夜9時まで一緒にいる時間帯で、やってる事。

本人たちは｢ドッキリやりましょー！｣なんてやってるけど、その事細かいことを知らない他のJrはビビってる。

ちなみにやってるのは潤くんと、Jrの松崎くん。
松崎祐介って名前だと。
勝手ながらに｢ザキくん｣なんてあだ名をつけた彼なんだけど、とにかく潤くんの懐に入るのが上手い。

そんな彼は、どうやって交渉をつけたのか分からないがドッキリ企画を持ち込んできた。
一応私たちメンバーも知ってる。
彼が｢あの、ドッキリしたいです｣と話を持ち込んだ時はもっとびっくりしたけど。

松｢んでお前が｢アンタだって｣って言えば、他のJrは絶対ビビるから｣

ｻﾞｷ｢おー分かりました！｣

……だからなんでそんなに会話に乗り込むのが上手いんだ君は。
そんでもって潤くんも。
｢絶対ビビる｣って確実にそうなるって言える理由を教えてくれ、頼む。

そんなことをとある部屋の隅から聞いていた別の彼は。

｢俺さ、最終日にやりたいことある｣

『お、何したいの？』

｢“逆ドッキリ”を、やりたくて｣

｢“彼”にしたいの？｣

｢うん、“彼”にしたい｣