#26 ページ27
二｢すんごい数だね｣
『頑張りました』
櫻｢これ、40個……2人で？｣
『ある意味力仕事』
撮影現場に着き、スタッフに用意してもらった机に、トレーに入れたおにぎりを並べて。
作り終わってから書いた｢Aちゃんからの差し入れです！｣というPOPも、原くんと作って貼ってもらった。
ちなみに原ﾏﾈくんと作った数は、形重さは様々で45個、作ることができた。
ただしそれは子供にしたら力仕事で。
炊飯器の中のご飯を毎度しゃもじを入れる工程でさえ、いちいち｢おいしょ｣が出てくるくらいのものだった。
相｢でも美味いよ。これは……塩むすび？｣
大｢あっなんか食ってる｣
二｢抜け駆けずる｣
相｢美味いんだもん｣
｢Aちゃんの作るおむすびはやっぱうまいわ｣と相葉ちゃんは頬張って食べてくれる。
原ﾏﾈ｢朝から頑張ったねぇ｣
『アイデア出したとしてもこんなにおにぎり作るとは思ってない』
原ﾏﾈ｢よく頑張りました笑｣
ううん、と疲れからか背伸びをして、待機場所にあった丸椅子に座る。
大変だったけど、楽しかったな。
また、作りたいな。
また…………つくり……………たいな……………。
犬童監督｢ね、嵐、今さっきAちゃん来たって話聞いたけど｣
櫻｢あれ、Aは？｣
相｢あれ、ほんとだ｣
松｢しーーっ。……あそこ｣
松潤が指さす先には。
トタンで壁になっていた場所にもたれかかるように寝ているAの姿だった。
松｢いつも頑張ってくれてるからさ。
たまには寝かせとこう｣
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作者名：harutomo | 作成日時：2023年11月9日 8時
