ぼーいっしゅがーる。Ⅶ (ページ23)

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#22◇ クッキング。ページ23

『あの……』

ｽﾀｯﾌ｢お、どうした｣

『メンバーたちに、差し入れ、したいんです』

ｽﾀｯﾌ｢ほぅ｣

『おに……おむすびでもいいんで、作って差し上げたくて。マネージャーも手伝うで、置いておく場所があれば』

ｽﾀｯﾌ｢あっじゃあ、いつにする？｣

『兄さんたちが撮影してる日は…』

ｽﾀｯﾌ｢みんなほぼ……月曜は櫻井くんが抜けあるけど…｣

只今、映画の撮影中。

4月に上映される映画の撮影の合間に、声をかけてみた。

自分はあまり出番がない。
というのも、加入直後に入ったお話だ。元々は5人にと話をつけていたらしいのだが、少し延びて今に至る。
撮影期間も長く、そろそろ終わりを迎えるが、やることがないか悩んでいて。

エキストラとして参加している子たちと遊ぶのもどうかと思い、マネージャーと話をして、差し入れならできるとスタッフに声をかけてみると、やってみないかと許可が出た。

……本当は何かしらいい食べ物を差し入れしたいのだ。
だけど値段が値段なのだ。

色々考えた挙句、毎度おむすびになる。
一応｢作りました！｣となると皆食いつくし、これも親からの伝授とマネージャーからの｢これが一番皆喜ぶし｣という大人の意見(・・・・・・)がふんだんに盛り込まれている。
いいように言いくるめられてる気もするが。

まず言わせて欲しい。

キャストの皆さん、本当に柔軟に対応できてなくてすみません、と。