知らぬ間に従者ができました。【三途春千夜】

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春 「あ、A様!明日の朝お迎えに…」




妻 「もう貴方の事は信じられないわ!!離婚よ離婚!!」



夫 「だからちょっと落ち着けって言ってるだろ!!俺も悪かったけどさぁ!」




『…？ごめん、聞こえなかった…どうしたの？』



春 「えっと…明日の朝、俺がA様の家までおむか…」




妻 「私よりも若い女の方がいいんでしょ！？知ってるわよ!!そういう対象で見れないって
言ってるの私見たんだから!!浮気した子と仲良くこの先やればいいじゃない!!」



夫 「俺はお前と結婚してるんだからお前が1番に決まってるだろ!!あの子とはもう縁切ったし、
1回酔った勢いでしちゃっただけだって言っただろ？！」





『ごめん春千夜くん…もう1回…』



春 「だから…」




妻 「酔った勢いだからって許される理由になんてならないわよ!!今更縁切ったって
もうやっちゃってるんだからどうしようもないじゃない!!早く離婚届書いてよ!もう辛っ…」




春 「チっ…A様、ちょーっと待っててくださいね、あと耳塞いでてください



うるっっっせぇなぁぁ!!!!今A様と大事な話してんだよ!!!邪魔すんなや近所迷惑だ
ぶっ殺すぞ!!!!

こちとらてめぇらのしょーーもない喧嘩のせいでイッライラするわ喋ると邪魔されるわでこっちにまで害が飛んできてんだよ!!

いいかぁ？次A様と俺の時間を害してみろ、その猿みたいにうるせぇ声
出せねえように喉潰すからな!!!!



ふぅ……はい、もう大丈夫ですよA様!!さっ、帰りましょ!!」



『うん…』



耳を塞いでいても丸聞こえなくらいのボリュームだったという事は黙っておこう。



そしてそこからは何事も無かったかのように普通の雑談をしながら私の家まで帰った



春 「じゃあA様、明日の朝8時にまたお迎えにあがりますね!!」



『うん、ありがとう…じゃあまた明日、おやすみなさい』



春 「はい!おやすみなさいませ、良い夢を!!」



そこから春千夜くんは帰り、私はお風呂や晩御飯など色々な用事を終えて自室へ向かい
一直線に自分の旦那であるふかふかの布団にダイブした。



『はぁ〜〜これぞ究極の癒し…私の未来の旦那〜…今日は色々ありすぎる1日だったな…』



衝撃的な出来事が一日で起きすぎて、普段の私じゃ有り得ないくらいのパワーを使ったせいで
かなり疲れてしまったのか、そのままぐっすり眠りに入った。




こうして、私の濃すぎる一日が幕を閉じた。

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