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そして次の日。
｢さて、三日経った訳だが。…どうするか決めたか？｣
場所はグルッペンの相談所、応接室。時刻は夕方である。私は先日のようにソファに腰掛け、グルッペンと対峙していた。先日との違いは、
｢俺がおるんやで？そんなもん残るに決まってるわな！なあ、だんまり！！｣
と、コネシマが笑顔で私の肩をバシバシ叩いているということである。(ちなみに新しい彼の依代である水色の犬のぬいぐるみは、応接室ではなく職員のデスクのある一室の、グルッペンの机の端に飾られている。…場違い感が半端ない。)
三日間彼らの側で観察していたが、既に結論は出ている。彼らの力は本物だ。それぞれの得意な分野は違えど、人ならざるものと渡り合う術を持っている。彼らから学ぶところは存分にある。…とAは結論づけていた。
｢…正式にバイトとして雇ってもらいたいです、グルッペンさん。お願いしても良いでしょうか｣
｢無論だ。よろしく頼むぞ｣
｢こちらこそ、よろしくお願いします｣
グルッペンがニヤリと笑う。と、ドアの開く音がした。後ろを振り返ると、トントンとオスマンが入ってきた。話を外から聞いていたようだ。
｢んふふ、女の子が来てくれるなんて嬉しいなぁ。今までむさくるしくてしゃあなかったからさ！これからよろしくめう〜！｣
｢はあ、危ない目にあったのにここに残るとか頭おかしいんとちゃいます？…けど、まあアンタがそれでええんなら。…これからよろしく頼むわ｣
二人が笑って挨拶を返してくれる。オスマンはニコニコ、トントンはやれやれ、という雰囲気付きの笑顔ではあるのだが。
さて、彼らと今後も行動する事になったし。
｢あの、今更ではあるんですが｣
｢なんだ？｣
｢私の名前は、Aといいます。…さすがにこれからもだんまり呼びはキツいんで…、良かったらこっちでお願いします｣
｢！！…俺らに知られて良くなったん？｣
オスマンがキョトン、とこちらに視線を向けた。
｢まあ、オスマンさんとコネシマさんは、信頼出来るかなと｣
｢ふーん勝ちましたわ。プロ結果！｣
彼らは今後も一緒に行動する仲間になるのだ。多少の歩み寄りは必須だろう。
｢では、A。改めてよろしくな！｣
グルッペンが笑って言った。
第三章に続く
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らりるれろん(プロフ) - 一番右のお星様をポチッとさせていただきました。神ですね、好みドストライクでした。参考にしている作品が何かは分かりませんでしたが、これからも読ませていただきます。長くなりましたが最後に、応援してます、頑張って下さい！ (2020年7月11日 20時) (
レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
鶏太郎(プロフ) - くろちゃさん» くろちゃさん、コメントありがとうございます！性癖に刺さったようで何よりです！亀更新ではありますが、のんびり待っていただければ幸いです…！！ (2020年7月3日 22時) (レス) id: 10d9e4ee33 (このIDを非表示/違反報告)
くろちゃ(プロフ) - コメント失礼します！私の好みドストライク...（）これからも楽しみにしてます！！！ (2020年7月3日 9時) (レス) id: 55e077543a (このIDを非表示/違反報告)
鶏太郎(プロフ) - きのこ教３さん» きのこ教３さん、コメントありがとうございます！共感していただき感激の極みです！！おお！心当たりの作品があると！…存分にニヤッとしておいてください笑！！！ (2020年7月3日 1時) (レス) id: 10d9e4ee33 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ教３ - あと参考にしてる作品・・・もしやあれでは？と思うモノ知ってますよ。面白いですよね、あれ (2020年7月2日 22時) (レス) id: 9184950dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶏太郎 | 作成日時：2020年6月29日 15時
