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授業終わり。チーノと別れて、ロボロを構内を案内するためにプラプラと歩く。
｢はー、それにしても人の話をずーっと聞くってのはなかなかにしんどいな。よくAは飽きへんな｣
｢まあ単位は欲しいんで｣
｢たんいって何や？｣
なるほどそこからか。
Aは、かいつまんで大学の仕組みをロボロに説明した。ちなみにロボロは今日一日、ずっと退屈そうにプカプカと浮遊していた。正直言って、視界の端にチラチラと入り込んで気が散ってしょうがなかった。｢明日からは呼び出されるまでは相談所でコネシマ達と遊んどくわ｣と彼は決意を固めたようだ。…その方がこちらとしても助かる。
｢ふーん、大学生っていうのはなかなか難儀なんやな。…それより、A。あのチーノって奴はAのボーイフレンドか？｣
｢言い方が絶妙に古い笑そんなんじゃないですね、言うなれば、戦略的互恵関係です｣
チーノとショッピとの関係は、友情はあるが恋愛感情は無い。むしろ、持ちつ持たれつの関係と言っても良い。互いに課題を見せ合い、テスト前にはノートを見せ合い。そして、たまに過失を擦り付け合う、程よい殺伐とした距離感の仲である。
｢あ、ロボロさん。実はこの後、会わせたい方が居るんですけど｣
｢合わせたい相手？｣
ロボロが顎に手を当てつつ、首を傾げた。
｢知り合いの妖怪が一人居るんですよ。せっかくなんで紹介したいなと思いまして｣
知り合いの妖怪とは、もちろんシャオロンのことである。以前話した時に、たまには話し相手が欲しいから遊びに来いと言っていたので、丁度良いだろう。その旨も併せて伝える。
｢なるほどな。これからAに着いて回るし、一応顔知っときたいな。案内頼むわ｣
｢了解です｣
そして二人は、シャオロンの居室である、エーミールの研究室へと向かった。
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鶏太郎(プロフ) - おしずさん» おしずさん、再びのコメントありがとうございます！いつもより練りながら書いたので、そう言って貰えて助かります…！はい、ゆっくりのんびり続きも書きますね！ (2020年7月18日 21時) (
レス) id: 10d9e4ee33 (このIDを非表示/違反報告)
鶏太郎(プロフ) - らりるれろんさん» らりるれろんさん、再度のコメントありがとうございます！今回時間軸がとびまくったので分かりにくいかな…と心配していたので、そう言って貰えて嬉しいです！更新頑張ります^^* (2020年7月18日 21時) (レス) id: 10d9e4ee33 (このIDを非表示/違反報告)
おしず(プロフ) - 続編及び、第6章お疲れ様です！今回もものすごく面白いです！！第7章も、鶏太郎さんのペースで更新頑張って下さい……！！！ (2020年7月18日 14時) (レス) id: f2c187ecfd (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - ひゃー！第6章も面白かったです！本当にこのお話面白い…！更新頑張って下さい！ (2020年7月18日 10時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶏太郎 | 作成日時：2020年7月17日 20時
