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「んん、........A、起きた?」
『うん、ごめん、起こした?』
「ううん、大丈夫。先生呼んでくるね。」
落ち着いたということで事件の内容を少し先生と話し、私が男たちに乱暴されたということを伝えたところ、見えるところの傷は手当をして念のために後日診察をしましょうとなったので日程を決めて、今日は帰っていいことになった。
そうして私たちは家に帰る前に、瑞稀が眠る部屋へと向かった。
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案内された部屋のドアは重かった。
今までに開けてきたどのドアよりも重く、冷たいものであり、開けることにかなりの抵抗を覚えてしまう程であった。
「俺、開けようか?」
ドアの目の前で足が止まると、また涼が私を気遣った。
そんな変な気遣い、要らないよ、なんて思うけれど今はその気遣いが優しくて唯一の救いであった。
『........ううん、大丈夫。』
深呼吸をした後、ドアを開くとその先には瑞稀が眠っていた。
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雅(プロフ) - 完結お疲れさまでした。主人公さんが少しずつ前に進もうとしてくれて救われました。彼らも戻ってきてくれましたね。悠 稀。さんも新生活無理をなさらず楽しんでくださいね。新しいお話も楽しみにしています! (2020年3月1日 23時) (レス) id: 842dc44a5f (このIDを非表示/違反報告)
悠 稀 。(プロフ) - ほのかさん» ありがとうございます!がんばります! (2019年7月18日 0時) (レス) id: 44e2d305a4 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - お返事ありがとうございます♪ 更新 嬉しいです! ありがとうございます。応援してます。これからも頑張ってください!! (2019年7月17日 22時) (レス) id: 11804724af (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - この作品好きです!これからも頑張ってください♪ (2019年7月17日 22時) (レス) id: 41b718b53e (このIDを非表示/違反報告)
悠 稀 。(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!頑張ります!!! (2019年7月15日 23時) (レス) id: 44e2d305a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠 稀 。 | 作成日時:2019年7月15日 22時