命短し恋せよ乙女【Yuta.K＆Ren.N】

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同じクラスの永瀬廉くん。
高身長、眉目秀麗、ソフト関西弁。
それに加え、思いやりがある性格で頭脳明晰。
転入して色々戸惑っていた私に初めて話しかけてくれたのが彼だった。
そして早いものでその片想いも、もう半年。

半年の間、沢山の女友達ができた。
さっきの様な【the JK】のような友達だけど友達には変わりない。
それと同時に廉くんとも仲良くなった。
気づけば転校してきて半年たった今、私と廉くんを含めた男女数人のグループで遊ぶようになった。

高校二年生の私は、この学校に来て夜に出歩くようになった。
それが周りでは普通のことだったし、いざとなった時には男子がいる。

だからなのか夜に出歩くことに恐怖を感じたことはなく、寧ろ、片想い中の相手も一緒に居るため毎日遊んでいた。

放課後にコンビニやゲーセンを渡り歩く。
それに飽きたら誰かの家に集まる。
それが私たちの日常だった。

みんなはそれぞれ楽しんでいるし、私は私で好きな人と一緒にいることが出来てとても満足できる。
それが日常だった。

だけど、そんな日常は。

いとも簡単に壊れた。





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