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勇気 ページ20
Aとのことが生徒に知り渡ってから早二週間。
Aに好意があると自覚してから早二週間。
俺には何の被害もなく、平和な日々を過ごしていた。
Aに聞いても、大丈夫だと言うからそれを信じることにしていた。
だけど、薄々俺は気づいている。
Aが暴力を振るわれていることを。
好きな子のことを心配するのは勿論だが、その前にまずAは大切な生徒だ。
二週間、どんな暴力に耐えていたのか、考えただけでも胸が痛い。
とてつもない心配に襲われた俺は、Aの教室に行ってみることにした。
2年生の教室の廊下を歩いていると聞こえてきたのは女達の悪口をいう声。
“本当、佐伯って男たらしだよねwww”
“そんなに誘惑して楽しかった〜？？？”
反論するAの声は聞こえない。
縮こまって震えてるのかな？
もしかしたら泣いてるのかな？
なぁ、A。
今、どんなことを考えてる？
今、どんな顔してる？
今、何を思ってる？
その思ってるものを、半分を俺にください。
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茜(プロフ) - こんにちは｡この作品大好きになりました！これからも頑張ってください！応援してます(^ω^) (2018年4月3日 12時) (
レス) id: cc238ff545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 稀 。 | 作成日時：2018年4月1日 21時
