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51*桜並木 ページ7
〜櫻井side〜
今日は生徒会の活動が早く終わった。
…というか、俺が早く終わらせた。
理由は俺にもよく分からないけど。
Aちゃんが絡んでくるんだと思う。
「今日はありがとうございました。」
桜並木の帰り道を歩いているとき、Aちゃんが、にこっ、と笑う。
「いや。俺も勉強になったよ(笑。
Aちゃん、教えがいあるから楽しかった(笑」
俺、いろんな人に教えたことあるけど、あんなに楽しいなんて思わなかったもん(笑
「あっ……。」
春の暖かい風が吹いて、桜の花びらが舞っていく。
「うわぁ…。」
桜を見上げるAちゃん
…を見ている俺、櫻井翔(笑。
さらさらの長い髪がふわっと揺れる。
女の子特有の甘い香り。
あぁ…俺、理由分かった。
言うのは恥ずかしいから黙っとこ(笑。
「きれいですね…。」
「うん、きれいだね。」
Aちゃんが、と心の中で呟いた。
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作者名：∞ルナ∞ | 作成日時：2017年1月6日 17時
