私と不良と生徒会。2 【ars&∞】 (ページ40)

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「終わったぁぁぁ～～～～！！」

「…すばるくんのビブラートやぁ///」

　

1週間が終わり、体育館もすっかりきれいになった。

「…なんか、ずっと体育館掃除してた気がします。」

「え？1日目は体育館掃除やろ？で、2日目は勉強して…

3日目は体育館掃除で…あれ？体育館掃除ばっかやなぁ(笑」

ふふっ、と可愛らしく笑う安田さん。

　

「あ、終わったの～？」

体育館の扉の前に、生徒会メンバーがいた。

「おう、ピッカピカや！！」

「ヒナの八重歯よりピッカピカや！！」

「俺の方がピッカピカやっ！！」(ﾋﾞｼｯ

「つっこむとこ間違ってますよ」

「お、おう…。」

何故か皆さん、目を丸くしてます。

「Aに言われるとは思わんかったわ(笑」

「そうですか？」

「やっぱおもしれぇなぁ(笑」

と言って笑う松本くん。

　

「せや！！明後日、海行くで！！」

急に横山さんが提案した。

「明後日って…日曜日？」

「おん。どや？」

横山さんが全員の顔を見る。

　

海…楽しそうですね！ちょうど日曜日は暇ですし…。

「いいんじゃない？そういう約束で、掃除してもらったんだし。」

会長の言葉に生徒会メンバーが頷く。

　

「ほな、決まり！！じゃあ…」

　

横山さんが明後日について詳しく決めていく。

あ、りんちゃんと雫ちゃんも一緒に行きたいですわね…

「あの、友達も連れてきていいですか？」

「友達？」

ほとんどの人が首をかしげるなか、

　

「あぁ、あの二人か」

と、渋谷さんが言った。

「え？なんで分かるんです？」

「何回も会っとるやん。リレーの練習のときと、体育祭のとき。」

なんで分からんの？と言って眉を寄せる渋谷さん。

「…なんでそんなに覚えとるん？」

「なんでって…こいつの友達は二人しかおらんやろ(笑」

ふっ、と鼻で笑う渋谷さん。

「…いいんです！！大事なのは人数じゃないですから！！」

まったく…失礼な方ですね！！

二人だけじゃないですからっ！！

　

「んじゃ、また明後日～！！」

相葉さんの言葉で、私達は学校を出た。