私と不良と生徒会。2 【ars&∞】 (ページ31)

今日:19 hit、昨日:4 hit、合計:35,454 hit

75*年なんで… ページ31

そして、数ヶ月後のテスト当日。

　

すでに春は通り過ぎているようで、じわっと汗がにじんでくる。

「皆さん！全力で頑張りましょうね！」

「「おー！！」」

渋谷さん以外はのってくれた。

　

初めてのテストは緊張しますわね…。

そして、松本くんよりいい点とりますわ！！

いまだライバル視している松本くんをじっと見る。

　

「？…なんかさ、俺、めっちゃみられてんだけど。」

「ん？…好きなんじゃない？」

「ええ！？///会長、それは…///」

「冗談だよ？

さ、教室行こうか。」

「冗談…！？…会長！！」

会長の後を走って追う松本くん。

その後を私達は歩いて行った。

　

「ほな、4人とも、頑張ってなぁ♪」

階段のところで丸山さんが、1年の私達にそういった。

　

この学校は4階建てで、1階は1年の教室。

2階、3階に行くにつれて、学年はあがっていく。

4階には体育館や職員室、そして理事長室がある。

かなり大きな学校だろう。

　

「なんで、3年が3階やねん。普通、1年が3階やろ。」

なんてぶつぶつ言いながら、渋谷さんが階段をあがっていく。

「そこは同意ですね。もう年だっていうのに…。

とくに翔さんとかね？」

「え、俺！？」

バッと二宮さんの方を見る。

　

「もう肩がね…年だからか知らないけど、下がりっぱなしなんですよ。」

「いや、もとから！！…ってか、下がってないもん！！」

　

「本当ですかね。」

そう言いながら階段を上がる二宮さん。

「ニノォォォ～(泣！！」

そう言って追いかける櫻井さん。

「あ～あ、行ってもうた。ほな、またな！！」

村上さんがキランッと八重歯を光らせて言った。

「俺らも行くか。」

松本くんがそう言って、私達は教室へと歩いて行った。