73*教えて ページ29
「勉強しましょ♪そーしましょっ♪」
丸山さんが歌いながら教科書やらノートやらを出している。
「後は大野さん達だけですね。」
二宮さんが読んでいた本を閉じる。
「お待たせ。」
図書室に入ってきたのは、3年メンバー5人。
「勉強なんかせんでもええやろ。」
「まぁまぁ、みんなでやれば楽しいって！！」
機嫌の悪い渋谷さんをなだめる櫻井さん。
思い出した。
そういえば皆さん、頭はよかったはず。
だからあんなことを言ってるのですね。
考えてみれば、有名進学校ですし。
「ほら、すばる。Aちゃんに教えてあげなよ。」
「「なんでやねん/ですか！！」」
「おぉー…。見事にはもったね♪」
相葉さんが少し感動している。
「なんで俺がこんなやつに教えなアカンねん！！」
「こんなやつってなんですか！！」
渋谷さんの言葉に少しイラッとする。
「こんなやつはこんなやつや！！お前なんかに教えるんやったら猫に教えるわ！！」
「ちょっと…二人とも静かに…」
「「うっさいわっ！！」」
「怖いよぉ！！…(泣」
「翔の役って損ばっかやな(笑」
櫻井さんの肩をバシバシ叩きながら笑う村上さん。
…必ずしも、渋谷さんに教えてもらいますわ！！
あそこまで言われたら、意地でも教えてもらいますよっ！！
なぜ渋谷さんなのかは、よく分かりませんが。
「…渋谷さんは頭はいいけど、教えるのが下手だから嫌なんですね。」
渋谷さんの動きが一瞬止まる。
「…っんな訳ないやろ！？ヨコより俺の方が教えるん上手いんやからな！！」
「え、嘘でしょ？いいですよ、横山さんに教えてもらいます。」
私がそう言って横山さんの方へ近づこうとすると
パシッと腕を掴まれる。
「教えてやろうやないかぁぁぁあ！！」
渋谷さんの叫びが図書室に響いた。
「そこの二人、うるさいです。」
「「ごめんなさい。」」
「ほぉら、怒られた！！俺、注意したもんね！！」
「翔さん、子供ですか…。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：∞ルナ∞ | 作成日時：2017年1月6日 17時
