私と不良と生徒会。2 【ars&∞】 (ページ12)

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56*絶対勝利ページ12

あれから毎日、放課後はリレーの練習をした。只今、自主練習中。

比較的に速い人達ばかりなんで大丈夫だと思います。

　

…雫ちゃんが転ばなければ。

練習のときから転んだり、バトンミスをしたりしている。

「雫ちゃん、大丈夫ですわ。もし転んだとしても、松本くんが頑張ってくれますから！！」

「俺かよ！無責任な(笑」

「うん。頑張るよ！」

　

「なんや、練習しとんのか？」

帰ろうとしている渋谷さん達がこちらに歩いてくる。

それと同時にりんちゃんと雫ちゃんが私の後ろに隠れる。

「大倉も亮も走るんや(笑。そりゃ楽しみやわ(笑。」

大きく口を開けて笑う村上さん。

「その二人は？」

丸山さんがりんちゃんと雫ちゃんを指さす。

「りんちゃんと雫ちゃんです。私のお友達ですわ。」

「へぇ、友達おるんや。」

渋谷さんが、ふっ、と鼻で笑う。

「どういう意味ですか、それっ！！」

「まぁ、せいぜい頑張りぃ！！」

そう言って去っていく渋谷さん。

　

「…すばるも俺らも応援しとるからな？」

ほな、と言って横山さんが手をヒラヒラさせながら去っていった。

　

「…絶対、勝ちますわよっ！！」

「はい、近づかないでー。Aに近づくと火傷するでー。」←

　

勝って、渋谷さんをギャフンと言わせてやりますわ！！

　

そう心に誓った。