私と不良と生徒会。2 【ars&∞】 (ページ1)

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45*寝起きページ1

安田さんと渋谷さんが仲直りして、ひとまず一見落着。

今日は教室で授業を受けてます。

横山さんの授業は噛み噛みで分からない、と言って教室に行かせました。

松本くん、錦戸くん、大倉くんも一緒のクラス。

席は松本くんの隣。

「安田くん、髪の色戻したんだって？」

授業中、松本くんが話しかけてきた。

「えぇ、見事な金髪です(笑」

「昨日は色々と驚いたよ。

…告白とか？」

ニヤッと笑う松本くん。

　

…忘れてましたわ…。どうしましょう…。

「あれ？忘れてたの(笑？」

松本くんが、ハハッ、と笑う。

「告白を忘れるってすごいな(笑

安田くん可哀想っ！！(笑」

授業中だから大声で笑えないけど、かなり笑ってる。

「A、面白いね。生徒会メンバーに入んない？(笑」

「いやいや…もう、入ってると同然ですよね」

そんなことを話していると、急に先生の大声が聞こえた。

「おい、錦戸！！起きろ！！」

見ると、錦戸くんは爆睡中。

「あ～あ、先生やっちゃった(笑」

　

大倉くんがニヤニヤしながら言う。

「な、何をだ！！」

「寝起きの亮ちゃんは機嫌悪いでぇ？

　

特に起こされたときは、最悪やな。」

先生の顔色がどんどん悪くなっていく。

「…あ”？…なんやねん。」

錦戸くんが起き上がって先生を睨む。

「あ、いや…。」

「はっきり言えや！！」

ガンッと机を蹴る。

キャーと女子の悲鳴が聞こえる。

「A、止めにいったら？」

　

松本くんがポンッと肩に手をおく。

「えぇ？私ですか？」

「風紀委員長でしょ？頑張れよ！」

そういって軽く背中を叩かれる。

…しょうがないですわね。

私はゆっくりと錦戸くんのところへ歩いた。