神威に拾われた少女は春雨【銀魂】 (ページ2)

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突然だけどこんにちは

Aだよ

前話でもこんな感じの一人語りから始めったけど
今回も同じ感じでいくお

神威は一週間の出張中

出張なんてかっこいいものじゃない

なんだか吉原で何かあったらしくて阿伏兎と二人で春雨本部へお出かけしてった

私は大人しくお留守番ってわけ

普段から神威と阿伏兎以外と話さないから孤立感半端ない

そしてこんな時に海賊としてのお仕事も貰っちゃったから忙しいったらありゃしない

仕事があるだけマシか

神威達が出張に出かけてから4日が経った

そしていまは団長補佐としての仕事中

戦闘の事後処理

書類の処理もあるが、何しろこの死体の山から重要物品を回収しないといけない

手分けして探しているが何しろタバコの箱くらいの大きさだからなかなか難しい

死体から流れ出す血を服が吸って動きが遅くなっていくのを感じる

この山に足を取られて沈んだ先は地獄では無いかと想像してしまった

悪夢のような想像をしたところで部下の一人がようやっと見つけた

「団長補佐！見つけました！」

物を受け取り確認する

「嗚呼、確かにこいつだ。よくやったな、ありがとう。」

「第七師団はこれにて撤退準備を始める！ご苦労だったな。各自着替えののち持ち場に着け！準備出来次第出発する」

ぞろぞろと団員達が船に戻って行く姿を見送りながら携帯を確認した

着信履歴は無しか.....

神威はメールはしないが1日一回電話をくれる

と言っても安否確認のような感じで

__________

prrrrrrrrrrrrrrr

『はい、もしもし』

「俺だけど、元気？」

『元気だよ。神威は？』

「ああそう、じゃあ」

ﾌﾞﾂｯ、ﾂｰｯﾂｰｯﾂｰｯ

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電話が来る時間帯はまちまちなので少しそわそわする

待っているのなら自分からかければ良いじゃないかとも思うけど、そんなのこっちが寂しがってるみたいじゃん

神威が電話してくる理由はわからないけど