神威に拾われました【銀魂】

３３話目 ページ36

昨日の一件で今日から神威と付き合うこととなった


朝食も済ませて

阿伏兎に仕事をもらいに行く

廊下を歩きながら神威ついて考えていた






神威って恋愛したかったんだ


神威が彼氏って想像できない


というか関係だけ変わってそのほかは何も変わらないってことありえるよな



だって神威だし。


神威との恋愛というものが想像できない私

私自身付き合うこと自体初めて



”恋愛“



という物は地球の少女漫画の中でのみ知っている



『昨日の今日だし、忘れてる可能性あるし』


「忘れてないよ、彼女サン」


『うわっびっくりした』
急に後ろから肩を叩かれた


「気づかないなんて珍しい。なにかんがえてたの」

『神威と恋愛関係になったけど、実際なにか生活の中で変わることあるのかなって』



「Aは変わらない方がいいと思ってるの」


『うーん。恋愛自体が未知のものだから想像できないな』


「そう」
神威は私の進行方向と逆向きに歩き始めた


『待って神威、仕事は？』

「本部に着くまで俺の仕事はないって阿伏兎に伝えといて」


『はーい』








...






「団長の仕事が無いわけねえだろ。ったくどこほっつき歩いてるんだか。あの馬鹿団長連れ戻してこいA」

頭を掻きながら文句を言ってる阿伏兎


『ねね、阿伏兎聞いてよ。昨日から神威と付き合う事になった』



「やっとか。俺の気苦労も少しは緩和されるか」



阿伏兎が子供を見守る親の目をしてる

“俺の周りには話を聞かねえ奴しかいねえのか”と言っていた事は聞き流した



「団員のなかでもいつ付き合うか賭ける奴も出始めたてたからねェ、ようやく成立って訳か。団長も長い道のりだっただろうよ」


そんなこと行われてたの




そんなことより、さっき考えてたことを話そう

『阿伏兎に相談なんだけどさ、付き合うって何？』



「まさかお前理解してないで承諾したのか！？」


いつも気怠そうな目が開いてこっちを凝視してる



『いやいやいや付き合うとか恋愛関係とかカレカノとかABCの内容も知ってるけど、神威が彼氏っていまいち想像付かなくて』



「あー？なるようになるだろ。心配しなくても団長はお嬢の嫌な事はしないだろうよ。」



『そうゆうものかな』


「そうゆうもんだ。わかったら団長連れてこい」
そうゆうものと言われたら、そうゆうものだとストンと府に落ちた


神威はなんだかんだ優しいからな

なるようになるか

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