神威に拾われました【銀魂】

９話目 ページ12

せっかく地球に来たのだからお昼は外で食べよう


早速、神威から貰った服を着て髪をセットする


『よし』


番傘と財布を持って船外へ出る

先程着いたばっかりの地球


「そんなお洒落してどこいくんだ？」

『ご飯食べに行く！』

「じゃあ団長も連れて行ってくれ。素敵なチャイナ服だな」

「了解！ありがと！これお気に入りなんだ！」

神威を誘って外に出る

相変わらず太陽の光が強い

チャイナ服の下にズボン履いた方が良かったな



じりじりと照りつける太陽を無視して2人で昼飯を探す


神威も他所行き用の服を着ているからデートみたい

いつもの戦闘服じゃない



デート.....



......デート！？


急に顔が熱くなる

「顔真っ赤にしてどうしたの？」

『いっいやなんでもないよ』

誤魔化して適当な定食屋に入る


「やっぱり地球のご飯はおいしいなあ」

『カービィみたい』

「俺はピンクでもないしまん丸でもないよ、その目は装飾品なの」

『食べる量の話だよ、ちゃんと考えろ。神威こそその頭に脳味噌詰まってないでしょ』


...


しばらく食事をしていると

定食屋のおばちゃんとおじちゃんが青い顔してこちらをみている

そりゃそうだ

ふたりで地球人何人分かわからないくらい食べているのだから


この小さい店にはちょっと負担が大きかったかも


「あのぉすいません。もうどのメニューも品切れになってしまいまして」

『あ、ごめんなさい。いっぱい食べ過ぎちゃって』

「いいのよ！2人の食べっぷりみてたら気持ちよかったから」

代金を少し多めに払って店を出る
もちろん経費で

「ちょっと足りないなあ」

『まだ食べるの？じゃあ甘味でも食べない？』

「いいね、そうしよう」



道の先にあった甘味屋にはいり団子を注文する

ここの店も完売になるくらい食べるのかな



「Aもこれ食べてみなよ」

モガッ

急に口にぶっ刺されたので変な音が出た

『おいしいねこれ。』

よく味わってみると茶色い餡が甘塩っぱくて美味しい

「みたらし団子だってさ」



へー

お土産に何本か買って行こうかな


_________

____


お土産用の団子も買ってご満悦で船に帰る

カービィのような神威のお腹も満足したらしく機嫌が良い


「『ただいまー』」

「やっと戻ってきたか、そろそろ時間だから早く支度しろよ」

『阿伏兎これお土産、みんなで食べて』

「ありがとよ」







さあいよいよ決戦のときだ

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