桜色センチメンタル ページ8
四月。
桜は満開で、大学は沢山の新入生で溢れかえっていた。
「なぁ、A。お前は知ってるか?」
「んー。何を?」
「何をって……まさか知らないのか?美人な新入生の話。」
「興味ねぇ……。」
「お前なぁ……。」
あれから二年。彼女とは一度も連絡はとれていない。
「おっ!ラッキー!おい、A!あの子だぜ!さっき言ってた子!」
「ふーん……。」
はっきりいって興味無いんだが……。
そう思いながら、とりあえず見てみると……。
「松……家?」
「………A先輩?」
まさか……そんな筈は……。
「やっぱり居た!お久しぶりです、先輩。正真証明、松家ですよ。」
「お前、どうして……!」
「こっちで一人暮らしすることになったんですよ。これからはずっと一緒に居られますね!」
「えっ!何!?お前ら知り合い?」
俺はそう訪ねてきた友達にーーーーー
「俺の彼女だよ。」
堂々と宣言したのだった。
桜が満開のあの日、俺達は出会った。
まるで死んでいるかのようだった俺に、彼女が手をさしのべてくれた日も、彼女と付き合った日も、いつも桜が満開だった。
桜は俺人生で、まるで道しるべのような、そんなものなのかもしれない。
桜色の彼女と家族になれるまで、あとーーーーーーーーーーーー
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玉藻(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます! この子(沙織)は夜月さんがタイトルをお貸ししてくれたお陰で誕生したのですよ…!頑張って更新します! (2016年12月4日 0時) (レス) id: c08fbcb1de (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 玉藻さん» 許可ありがとうございますー!沙織ちゃんかわいいです……!続きも楽しみに待っております ´ω` )/ (2016年12月4日 0時) (レス) id: 5511e2a05d (このIDを非表示/違反報告)
玉藻(プロフ) - 夜月さん» 全然大丈夫です!ぜひお願いします!! (2016年12月4日 0時) (レス) id: c08fbcb1de (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 参加ありがとうございます!よろしければホムペのほうにリンクさせていただきたいのですが、大丈夫でしょうか? (2016年12月4日 0時) (レス) id: 5511e2a05d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉藻 | 作成日時:2016年12月3日 23時