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初めてあげるプレゼントにしては
重いかな、とも思いつつ
喜んでくれたし、想像通り
めっちゃ似合ってた
するとAが何かを思い出した顔をして
A「ちょっと待ってて」
そう言って別の部屋に行った
…
すぐに、Aは戻ってきて
A「これ」
道「ん？」
A「クリスマスプレゼント…」
だんだん声が小さくなっていくけど
確かにそう言った
道「え、ほんまに！？」
A「ん」
道「やっば、嬉しい…
開けていい？」
A「いいよ」
開けてみると、見覚えのあるマフラー
道「え、これ」
A「っ……」
下を向いて
全然目を合わせてくれへんけど
道「Aと同じやつやんな？」
A「そうです…」
デザインはシンプル
グレーのマフラーで、ピンクの刺繍で
俺のイニシャル
A「さすがに、全く一緒なのはあれかなと思ったから
色違いです…」
道「ありがとう、めっちゃ嬉しい」
巻こうと思ったけど、上手く巻けへんくて
A「やったげる」
道「ん、ありがとう」
手際よく、巻いてくれて
A「似合ってる、よ」
道「ありがとう」
Aが可愛すぎて、
おでこをコツンと付けたら
A「っ！！！」
びっくりして、後ろに逃げようとするから
頭の後ろに手を回して阻止する
A「…離して……」
道「嫌や」
A「心臓が、もた、へ、ん…」
道「ふふ、かわいい」
A「っ……」
そう言うと下を向いて顔を隠すから
そのまま抱きしめた
Aってなんか、抱きしめたくなるよな
A「…むかつく」
道「え」
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作者名：（?）はるる | 作成日時：2018年12月21日 1時
