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特に何かを話す訳じゃないけど
今、みっちーの顔を見たくないから
顔を隠してたら
道「あ！」
A「どうしたん？」
道「ちょっと待ってな」
そう言って、私から彼の体温が離れた
ちょっと寂しいかも
道「これ」
みっちーが差し出したのは、
可愛くラッピングされた、小さな箱
A「なに、これ？」
道「今日何日？」
A「25」
道「で、なんの日？」
A「クリパの千秋楽」
道「そっちじゃなくて！」
A「……
クリスマス…？」
道「そう」
A「え、私に？」
道「ん」
A「ありがとう、開けていい？」
道「いいよ」
可愛い包装用紙を破かないように、
丁寧に開けると中には
綺麗な箱が
道「開けてみて」
開けると、ちょっぴりお高めな有名ブランドの
ネックレス
A「こんなん、どうしたん？」
道「家族で買い物行った時に
Aに似合いそうやなと思って
振られると思ってたから、
お姉ちゃんにあげようと思ってたけど
Aにあげれてよかった」
A「こんないいの、貰えへんよ」
道「俺があげたいの」
A「ほんまにいいん？」
道「あたりまえやん」
A「ありがとう…」
嬉しすぎて、普段こんなの付けれへん
A「一回付けてみていい？」
道「うん、付けたる」
そう言って手際よく、私に付けてくれた
A「ありがとう…」
道「めっちゃ綺麗、似合ってる」
A「嬉しい…」
道「よかった」
そう言って優しく私の頭を撫でながら
微笑んでくれる
こういう事が自然と出来るから、モテるんやろうな
私ばっかりドキドキさせられて
なんか悔しい…
それと、何か忘れてるような…
あ、思い出した
.
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作者名：（?）はるる | 作成日時：2018年12月21日 1時
