和泉柊羽 △水族館デート �� ページ35
「水族館へデートしに行かないか」
柊羽からの久しぶりの誘いだった。最近はQUELLの売り出しや、ライブ、撮影などで会える暇もなかったから、ベッドで足をバタつかせてしまう。
約束の日は三日後。家まで柊羽が迎えに来てくれるそうだ。最初は申し訳ない、と断ったが
「俺にも少しぐらい彼氏面させてくれ」
と押し切られてしまった。正直、キュンとした。柊羽が男前なのは今に始まった事では無いが、改めて言われるとかなり照れる。
「分かった……じゃあ、お願いしようかな」
そんなこんなでデートの日がやって来た。これでもない、あれでもない、と服選びには時間がかかったが、なんとか服を選び、柊羽を待つ。
いつもと違いすぎる私に、感の良い母はすぐ気づいた。
「あんた、今日柊羽さんとデートでしょ?」
「えっ‥…なんで知ってるの……?」
そう聞くと母は快活に笑い、
「そりゃあ、あんたが分かりやすいからだよ」
と言った。まったく、母には敵わない。
しばらく待つと、家のインターホンが鳴った。念のため、モニターを確認すると柊羽が写っていた。はーい、と返事をして玄関に駆けて行く。
「晴菜、おはよう」
「おはよう、柊羽」
挨拶を交わし、私達は歩き出した。隣を見ると柊羽と目が合った。柊羽は柔らかく、微笑む。
「どうしたんだ?俺の顔に何かついているか?」
「あ、えっと、違う、柊羽は変装しなくても平気なの?」
そう、私の隣で歩いている柊羽は変装していない。柊羽は元国民的アイドルグループに属していたから、認知度は高いはずだ。なのに、変装をしていないのは不思議だ。
すると柊羽は納得したような顔をして言った。
「隼さんにお願いしたんだ。今日はデートだから周りに俺が和泉柊羽だってバレないようにしてくれ、って」
腑に落ちた。隼さんならそういう事も可能だろう。そう思っていると柊羽が、だから、と一言置いて
「手を繋いでも、何も問題ないだろう?」
と言った。しかも、そう言いながらそっと、私の手に自分の手を重ねるのが心臓に悪い。
「うん……」
柊羽の手をそっと握ると柊羽も握り返してくれた。
和泉柊羽 △水族館デート �□�←衛藤昂輝(マフィアパロ) △消毒 ��
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春加星流(プロフ) - 奏音さん» はい。了解いたしました！一つ質問なのですが剣くんの妹で誰かと恋愛するという形なのでしょうか？それともただ剣くんの妹として可愛がられている方でしょうか？ (2017年11月28日 8時) (
レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
奏音 - リクエストで、剣介君の妹のやつ書けますか？ (2017年11月25日 16時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
一葉(プロフ) - 春加星流さん» 申し訳ありません！リクエストを編集してもよろしいでしょうか？守人の話を書いて頂けますか？ (2017年11月22日 19時) (レス) id: c41cc6cead (このIDを非表示/違反報告)
春加星流(プロフ) - 華麗琶さん» 遅れて本当に申し訳ありません……！大ちゃんこれでよろしかったでしょうか…？ (2017年11月22日 0時) (レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
春加星流(プロフ) - やっと入れましたー不具合なのか全く入れなくて……また一週間後から更新再開します！！それはそうと、プロアニ最高ですね (2017年11月20日 15時) (レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春加星流 | 作成日時：2017年5月12日 4時
