神楽坂宗司 △二人だけの朝 ページ28
不意に目が覚めた。時計を見ると午前6時。
まだ寝れる、そう思って横を向くとそこには晴菜がいた。
「は?」
思わず間抜けな声が出る。
だが、しばらくして昨日の夜が思い出され、あぁと一人で納得したと同時に疲れている体に無理をさせた自分を自嘲した。
晴菜はツキプロ所属タレントに楽曲を提供する、言わば志季さんの前の仕事だ。
作業が終わりくたくたになった晴菜が部屋に入ってきた事から全てが始まった。
深夜に転がり込んできた晴菜はあろうことか俺のベッドの中に入って来た。
そこから晴菜は俺を抱き枕にして寝ようとしたが、彼女が夜中に布団に入って来て何もしない男でもない俺は疲れている身体に無理をさせてしまった。
晴菜の髪をすくう。
サラサラと指から髪が落ちていく感覚は気持ちがいい。
『っん……』
「悪い、起こしたか?」
晴菜は寝起き特有のとろんとした目でこちらを見つめる。
『そう、し…?おはよ…』
晴菜は掠れた声で俺の名前を呼びながら手を伸ばす。そして俺に抱きついた。
寝ぼけていると分かっても、この状況はかなりヤバい。
昨日のせいで晴菜は一糸まとわぬ姿だ。
『そうし、おはようのキスして?』
甘えた声で言う。
これ以上されたら流石に我慢が出来なくなる、そう思ったが上目遣いの晴菜には勝てず、そのままキスをしてしまった。
『ん…』
触れるだけにしようと俺が唇を離そうとすると晴菜はいつの間にか首に回した手で俺を引き寄せ、舌を入れた。
「は、っ…」
『っん…は‥っ』
晴菜が出す甘い声に俺の理性が溶かされていく。
ちょっとこれ以上は本当に危険だ。
そう感じて晴菜の肩を押すと晴菜は離れていくと同時に俺の唇を舐めた。
「今、自分が何をしているのか分かってるか?」
『もちろん』
さっきのキスで完全に目の覚めた晴菜がこちらを挑発的な瞳で見つめる。
顔をぐっと近づけて晴菜は言った。
『ねぇ、宗司は昨日の夜で足りてる?私は全然足りない、一ヶ月ぶりに会えたのにあれだけじゃ足りないよ。宗司はそう思わない…?』
最後は少し悲しそうに目を伏せて言った。これで完全に俺の理性は飛んだ。
「分かった、そう言うなら俺の気が済むまで付き合えよ」
晴菜を組み敷いた。晴菜の瞳が満足そうに弧を描く。
『いいよ』
熱っぽい声で晴菜が言った。
「朝だからって手加減しないからな」
晴菜よりも熱を含んだ声で囁いた。
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春加星流(プロフ) - 奏音さん» はい。了解いたしました！一つ質問なのですが剣くんの妹で誰かと恋愛するという形なのでしょうか？それともただ剣くんの妹として可愛がられている方でしょうか？ (2017年11月28日 8時) (
レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
奏音 - リクエストで、剣介君の妹のやつ書けますか？ (2017年11月25日 16時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
一葉(プロフ) - 春加星流さん» 申し訳ありません！リクエストを編集してもよろしいでしょうか？守人の話を書いて頂けますか？ (2017年11月22日 19時) (レス) id: c41cc6cead (このIDを非表示/違反報告)
春加星流(プロフ) - 華麗琶さん» 遅れて本当に申し訳ありません……！大ちゃんこれでよろしかったでしょうか…？ (2017年11月22日 0時) (レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
春加星流(プロフ) - やっと入れましたー不具合なのか全く入れなくて……また一週間後から更新再開します！！それはそうと、プロアニ最高ですね (2017年11月20日 15時) (レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春加星流 | 作成日時：2017年5月12日 4時
