桜庭涼太 △無防備な彼女 �� ページ26
『剣ちゃん、なんでそんなガチャ運いいの…?』
私がスマホを片手にワナワナと震えていると、剣ちゃんは
「日頃の行いってやつかな〜?」
と煽りの一言。そう、ツキパラがリリースされたのはいいものの、ガチャで涼くんが来ないのだ。
『剣ちゃんは!!来るのに!!!!!なんで涼くんだけ!!!!来ないの????』
そう言いながら私がスマホをソファに投げつけようとする手を剣ちゃんがやんわりと制止し、微笑んだ。こういう時だけ持ち前のイケメンで誤魔化すのが少し腹立つ。
「まぁ、実際のところガチャ運なんてどうしようもできないからな」
そう言いながら剣ちゃんは私の頭を撫でる。
『うー、知ってる…』
子供をあやすように接しられたのは癪に障るが、剣ちゃんのお陰で少し落ち着いた。
しかし、見れば見るほど剣ちゃんはイケメンの類だよな、と考えていると後ろから声をかけられた。
「晴菜、現場で服をたくさん貰っちゃったから運ぶの手伝ってくれる?」
後ろを振り向くと大きなダンボールを抱えた涼くんがいた。
もちろん断るわけもなく私は快く承諾した。
『よいしょっと』
私が持ち上げたのを確認すると涼くんは、行こう、と言って自分の部屋へと歩き出した。
「ふぅ、ごめんね?手伝わせちゃって」
涼くんが少し申し訳なさそうに言った。
『全然良いよ、いつも涼くんに頼りっぱなしだから、手伝えるのこういう時しかないし』
私の言葉を聞いた涼くんは安堵したように微笑んだ。
さっきの剣ちゃんと違い、涼くんはふんわりとした笑い方をする。
イケメンの類である事には変わりないのだけれど。
「あぁ、でもね、手伝って貰うのは口実なんだ」
私がぽややんと考えていると涼くんはそう言った。
私が、疑問符を貼り付けたような顔で首を傾げると涼くんがこちらに距離を詰めてくる。
「何であんなにケンの前で無防備なの?」
『へ?』
唐突な質問に間抜けな声が出る。涼くんは私の反応を伺いながらじりじり距離を詰めてくる。
「さっきケンに撫でられた時もさ、あんな気持ち良さそうに目、閉じちゃってさ。襲ってくれとでも言ってるみたいだよ」
距離がどんどん縮まっていく。私は突然の展開に動揺を隠せない。そんなことは気にせずに涼くんは私に近づいてくる。
桜庭涼太 △無防備な彼女 �□�←藤村衛 △手を出さないのは ��
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春加星流(プロフ) - 奏音さん» はい。了解いたしました！一つ質問なのですが剣くんの妹で誰かと恋愛するという形なのでしょうか？それともただ剣くんの妹として可愛がられている方でしょうか？ (2017年11月28日 8時) (
レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
奏音 - リクエストで、剣介君の妹のやつ書けますか？ (2017年11月25日 16時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
一葉(プロフ) - 春加星流さん» 申し訳ありません！リクエストを編集してもよろしいでしょうか？守人の話を書いて頂けますか？ (2017年11月22日 19時) (レス) id: c41cc6cead (このIDを非表示/違反報告)
春加星流(プロフ) - 華麗琶さん» 遅れて本当に申し訳ありません……！大ちゃんこれでよろしかったでしょうか…？ (2017年11月22日 0時) (レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
春加星流(プロフ) - やっと入れましたー不具合なのか全く入れなくて……また一週間後から更新再開します！！それはそうと、プロアニ最高ですね (2017年11月20日 15時) (レス) id: a8e2b72fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春加星流 | 作成日時：2017年5月12日 4時
