ホグワ−ツ卒業生が呪術師として無双する話【夢術廻戦】

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『アバダ・ケダブラ(息絶えよ)』





私の杖から緑色の閃光がはしる。

そのまま閃光は変な生き物の体へ吸い込まれるようにして当たり、消えた。

次の瞬間、変な生き物は断末魔すらないままその場に崩れ落ちた。

それ以降動くことはなかった。





『…………倒した、か』

？「驚いたな、本当に倒しちゃうとは」

『うおお、まさか一発で成功するとは思わなかった……私天才かも？』





人生初の許されざる呪文。

人間に対してじゃないからセーフでしょ！っていう勢いで使ってみたが、そういえばアレって結局なんなんだ？





『ねえお兄さん、倒したはいいけど、アレって何なの？』

？「あー、あれはね、呪霊って言って……

まあ、立ち話もなんだし、どっか店入って話さない？」

『いいねーそうしよ

…………ｱｯ！私のトランク！！』





先程吹っ飛ばされていた私の大切なトランクの元へ走る。

ダイヤルを回してゆっくりとトランクを開いて中を覗いてみると、多少物が移動してはいるが、薬品が倒れたりはしていない。





『よかったー、やっぱ飛行機乗る前に保護呪文かけといたのが吉と出たな』





トランクの中が安全なことを確認して、再び呪霊とかいう変な生き物に向き直った。





『んー…………お兄さん、アレ持って帰っていいかな？』

？「は？持って帰る？」

『うん、持って帰る。んで、ちょっと解剖したり研究したいな……と』

？「まあ駄目ではないけど……

(おかしいな、祓ったら消えるはずなのに消えない。確かに倒しているはずなのに)

というか、どうやってこんなデカいのを持って帰るつもり？」

『駄目じゃないならいいや！

ふふ、まあ見ててよ。まばたき厳禁！


レデュシオ(縮め)』





呪文を唱えながら杖を振ると、みるみるうちに呪霊は小さくなっていく。

トランクから小さな瓶を取り出し、そのなかに呪霊をつめ、しっかりと蓋をしトランクの中にしまった。





『こうやって持って帰るの』

？「へ〜え、なかなか面白い技を持ってるね、キミ。

そういえば、自己紹介がまだだった。

僕は五条悟。呪術高専で一年の担任をしている」

『よろしく、悟。

私は桐生A、イギリス帰りの帰国子女』








(あ、私敬語とかわかんないからタメ口名前呼びでもいい？)

(いいよー、うちの生徒もそうだから)



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【呪文の紹介】

〈レデュシオ 縮め〉
対象を縮ませる。

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