３２ ページ6
.
夢主Side
恵と虎杖悠仁の足跡を魔法で浮かび上がらせる。
足跡の間隔が大きいから、走っていったんだろう。
やはり何か緊急事態のようだ。
ウエストポーチからキャンディのような見た目をした薬＿＿＿身体強化と体力持続の効果がある＿＿＿を取り出し、口に含んだ。
口の中でそれを噛むとプツンと皮が破れる感じがして、中から液体が出てくる。
ほんのりしょっぱいその液体をゴクリと一気に飲み込むと、ジワジワと身体が温かくなってきて、力が漲った。
軽く屈伸をしてから思いっきり足に力を込めて走り出す。
風が心地いい。
どうやら足跡は、学校へと続いているようだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『悟、場所は杉沢第三高校。
特級呪物、封印解かれちゃったっぽい。
急いで来て』
[了解]
足跡を追いかけ着いた場所はやはり杉沢第三高校だった。
薬のおかげでほとんど息切れもせずここまで来れた。
だが、まだまだ持続時間に問題のある薬だ。もういつ切れてもおかしくない。
薬が持続しているうちにさっさと呪いを祓ってしまおう。
杖を取りだし、守護霊を出して校舎の方へ走った。
１階、2階と下から順に祓っていく。数は比較的少なかったので守護霊だけですぐに祓い終えた。
しかし3階へ行くと、上の階から爆発音に似た大きな音が聞こえてきた。
そしてそのすぐ後、さらに大きな音がして床が軽く地震のように揺れた。
『恵……？こりゃヤバいな、早く行かないと！』
｢ｼｭｸﾀﾞｲﾊｳﾁﾉｲﾇｶﾞﾀﾍﾞﾏｼﾀｱｱｱｱｱ｣
『っ、数が多い！守護霊だけじゃ間に合わない……
ああヤバい、薬切れてきたッ！』
なんとか3階の呪霊を祓い終わって、薬が切れて一気に疲れが襲ってきた体を引きずり4階の大きな音がした方へ走る。
すると壁に大きな穴が開いていて、その穴の向こうで恵が悠仁という男の子に向かって何やら構えている様子が見えた。
急いで2人の元に駆けつける。
｢いやなんともねーって！
それより俺も伏黒もボロボロじゃん、早く病院行こうぜ｣
『恵！と、虎杖悠仁……えっと、どういう状況？』
｢あ、A先輩だっけ？本当に追いかけてきてくれたんだ｣
｢今どういう状況？｣
『悟！』
｢五条先生！｣
私が聞いたすぐ後に、どこからともなく悟が現れた。
最強の登場に肩の力が抜ける。
てか来てくれたのは有難いけど質問被せないで欲しいな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1029人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さん(プロフ) - Annabethさん» また返信遅くなってしまって申し訳ないです！！好きだと言ってくださって本当に嬉しいです。今後もノロノロ更新になってしまいますが、どうぞ宜しくお願いします！ (2021年10月15日 22時) (
レス) id: 22b39d8ca2 (このIDを非表示/違反報告)
Annabeth(プロフ) - おかえりなさい！キャラ被りwwこの小説が好きすぎる。 (2021年8月29日 0時) (レス) id: 30f358f53a (このIDを非表示/違反報告)
さん(プロフ) - Annabethさん» わああ返信遅くなって申し訳ないです…！！ほんとすいません…いつもコメントくださって本当にありがたいです、励みになります！ (2021年7月3日 22時) (レス) id: 44d4e43c1d (このIDを非表示/違反報告)
Annabeth(プロフ) - 鬼は外…納豆なげる…wwww駄目だｗｗｗ笑ってしまう（五条のその自信はもはやリスペクトする！） (2021年6月8日 10時) (レス) id: 5f9898e92c (このIDを非表示/違反報告)
さん(プロフ) - Annabethさん» お久しぶりです、アーサーいいキャラですよね！Annabethさんも体に気をつけてください。いつもコメントありがとうございます！！ (2021年5月8日 15時) (レス) id: 44d4e43c1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さん | 作成日時：2021年2月18日 20時
