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『呪力無しであれかあ……羨ましい』
｢(そういえばA先輩は全然運動出来ないんだったな)｣
『あー、呑気に見てる場合じゃなかったね。
学校閉鎖する前に校内見回ってみる？』
｢そうですね＿＿＿＿＿っ！？｣
『っ！恵、今』
2人が校内に足を進めようとした時、ついさっきサッカーゴールを歪ませたピンク髪の男子生徒とすれ違った。
その瞬間、2人は恐ろしいほどに強い呪いの気配を感じ取り、勢いよく振り返った。
すぐに呼び止めようとしたがその男子生徒は足が有り得ないほど速く、声を出した時にはもうその生徒の姿は見えなくなっていた。
｢A先輩！追いかけましょう｣
『OK
Aが呪文を唱えると恵とAの周りに金色の渦が現れ、先程の男子生徒の足跡を浮かび上がらせた。
『よし、この足跡を辿っていこう』
｢便利ですね、魔法｣
『便利ですよ、魔法』
足跡を追いかけていくと、着いた場所は病院だった。
病室の方まで近づいたが、何やらバタバタしていて話し掛けるタイミングを失ってしまった。
『どうする？誰か亡くなったっぽい……
話し掛けるタイミング見つからないよ』
｢タイミング悪いかもしれないですけど、早めに呪物渡してもらわないとアイツが危険です。
色々手続きが終わったところに話し掛けましょう｣
それからしばらくして、外が暗くなった頃。
特級呪物を持ち去った人物、そろそろ虎杖悠仁に声を掛けようと恵と共に彼に近づいた。
『君虎杖悠仁だよね？話したいことがあるんだけど』
「え、誰？まあいいけど」
「呪術高専の伏黒だ。この人はA先輩。
悪いがあまり時間がない。
オマエが持っている呪物はとても危険な物だ。今すぐこっちに渡せ」
「じゅぶつ……？」
「これだ。持ってるだろ？」
「あーはいはい拾ったわ。
俺は別にいいけどさ、先輩らが気に入ってんだよね。理由くらい説明してくんないと」
恵が悠仁という少年に呪いとは何か説明しようとした時、Aのスマホがブルブルと震えた。
画面を見てみると悟からの着信だったため、恵にその画面を見せてことわってから少し離れた場所に移動して電話に出た。
『Hello悟、どうしたの？』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【呪文紹介】
〈アパレ・ヴェスティジウム 足跡、現れよ〉
本来魔法の形跡を現すものですが、この作品内では足跡を浮かび上がらせる魔法に変えちゃいました。
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さん(プロフ) - Annabethさん» また返信遅くなってしまって申し訳ないです！！好きだと言ってくださって本当に嬉しいです。今後もノロノロ更新になってしまいますが、どうぞ宜しくお願いします！ (2021年10月15日 22時) (
レス) id: 22b39d8ca2 (このIDを非表示/違反報告)
Annabeth(プロフ) - おかえりなさい！キャラ被りwwこの小説が好きすぎる。 (2021年8月29日 0時) (レス) id: 30f358f53a (このIDを非表示/違反報告)
さん(プロフ) - Annabethさん» わああ返信遅くなって申し訳ないです…！！ほんとすいません…いつもコメントくださって本当にありがたいです、励みになります！ (2021年7月3日 22時) (レス) id: 44d4e43c1d (このIDを非表示/違反報告)
Annabeth(プロフ) - 鬼は外…納豆なげる…wwww駄目だｗｗｗ笑ってしまう（五条のその自信はもはやリスペクトする！） (2021年6月8日 10時) (レス) id: 5f9898e92c (このIDを非表示/違反報告)
さん(プロフ) - Annabethさん» お久しぶりです、アーサーいいキャラですよね！Annabethさんも体に気をつけてください。いつもコメントありがとうございます！！ (2021年5月8日 15時) (レス) id: 44d4e43c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さん | 作成日時：2021年2月18日 20時
