放課後は学園長室で#1 ページ6
「学園長、失礼します」
「失礼しまーす」
(ここが、学園長室…)
グレート・セブンの肖像画がぷかぷかと浮いている。
その中には勿論、あのハートの女王もいて。
結局めぼしい情報は出てこなかったんだよな、と思い出して気が沈んだ。
「みな揃っていますね。では、早速本題に入りますが…
先日のハーツラビュル寮の一件が一段落ついたので
君たちにもきちんと話をしておこうと思いまして
魔法士になるからには、ローズハートくんが陥った暴走状態について詳しく知っておく必要があります」
「“オーバーブロット”、ですね」
「えぇ、そうです。もう勉強なさったんですか？」
「はい」
私の場合、母が計画したレッスンは勿論、学校でも少し習ったことだ。
“オーバーブロット”は、魔法を使うときに出る毒素＿ブロットの溜まりすぎで起こる。
最悪、魔力の枯渇で死に至る…一番避けなければいけない状態。
「まず、ブロットってなんなんだゾ」
「そうでした。ユウくんとグリムくんはそこから説明が必要でしたね」
グリムさんと異世界から来たユウさんはブロットのことを知らなかったため、学園長から説明を受ける。
(わかりやすい説明…「私、優しいので」って一言は要らないと思うけど)
「大きな力にはリスクが伴う。どんなに優れた魔法士も、無尽蔵に魔法を使えるわけではないんです」
「つまり、魔法を使えば使うほど不健康になるってことなんだゾ！？」
「いいえ、そうとも限りません
ふぅむ。こればかりは説明するより見せたほうが早そうですね
ゴーストのみなさん、お仕事ですよ！」
(見せたほうが早そう…？)
その言葉に嫌な予感が走る。
「ひとつ、この若人たちに胸を貸して鍛えてやってください」
「えぇっ？」
「よしきた。いっちょ揉んでやりますかな」
「学園長、私はご遠慮しま」
「遠慮はいらないですよ
さあ、マジカルペンを構えなさい
学園長の特別授業はまだまだ続きますよ」
先生の目がにっこりと細められる…どうやら、拒否権はないらしい。
＿＿
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
「なんで、私まで…」
「お前、ほんとこーゆーの苦手だよな」
「練習と実戦のギャップが大きいからですかね…」
対象は動き回るわ、威力の調整も必要だわ…
考えなきゃいけないことが多すぎる。
(才能マンなら感覚でいけるんだろうけど…そんなものないし)
加えて母は、実戦練習は頑なにさせてくれなかった。
そしてこの醜態…
(今度、デュースさんあたりに付き合ってもらおう)
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のま(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます…！その通りです。見事に誤字していました泣細かい所まで見て下さりありがとうございますm(_ _)m (2021年1月9日 8時) (
レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 31ページ 大丈夫だよジャック、、、の後にくるのは夢主の名前ではないのでしょうか?? (2021年1月9日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - 月華姫さん» コメントありがとうございます( ´ ` *)グッピーちゃん呼び、一応理由があってどこかで明かすかもしれませんので楽しみにしていてください笑応援嬉しいです！応えられるように頑張ります！ (2020年5月23日 15時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - フロイドが何故夢主ちゃんをグッピーちゃんと呼ぶのか気になりながら更新楽しみにしていますっ♪此れからも応援していますっ(｀・∀・´)bではまたっ♪ (2020年5月23日 15時) (レス) id: 4f61ef1df2 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - keronefiさん» うっコメントありがてえです…課題に追われて死にそうですが、更新も頑張ります！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のま | 作成日時：2020年5月7日 17時
