#2 ページ6
＿＿
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
「頑張りも含めてはなまるっ！
1年生ちゃんたち、お疲れ様♪」
「はあ、はあ……き、昨日よりは上手く塗れたぞ」
「本当に、お上手でした、二人とも…」
「オ、オレ様にかかれば、楽勝なんだゾ…」
＿人手が足りないのは本当だったらしい。
ハーツラビュルの薔薇塗りの手伝いをやっとの事で終えた。
その達成感に浸りながらお互いを褒め合っていれば、すぐに「もうパーティの時間だよ」とケイト先輩の声がかかる。
「ってことで、オレくんたちもお仕事終了！」
「「あいあいさー♪」」
(凄いユニーク魔法だよな…)
複数のケイト先輩が、同時に返事をするのはなかなかに壮観だ。
「…よし。それじゃあ、私とユウさんはここで…」
仕事は終わった、とエースさん達の方を振り向きながら言えば、彼らは「なんで？」と言わんばかりに仲良く首を傾げていた。
(凄い、シンクロしてる)
「何言ってんだよ」
「ここまで来たらパーティも一緒だろ」
「え、いいんですか？」
「まぁ用事があるならしょうがないけどよ」
「いえ、何も用はないので…」
なら是非、というのが素直な気持ちだ。
確認の為にユウさんの方をちらっと見れば、目をきらきらさせて頷いている。
「…お邪魔します」
「うん、席もあるから安心してね♪」
その準備の良さやさっきの反応を見るに、彼らの中で私達は参加することになっていたらしい。
「はい！」
そう意識してもらっているのが嬉しくて、自然に笑って返事ができた。
そんな私の頭に、ポンとケイト先輩の手が置かれる。
「よしよ〜し、いい返事！」
そしてよしよしと撫でられるもんだから、私の頬がどんどん緩んでいく。
(フロイド先輩よりも優しい…)
気持ちよくて、思わず目を閉じる。あ、なんか眠くなってきた…
「…気持ちい……」
「！んん゛っ…！
ねね、Aちゃん、もっかい言って？」
「…？」
「はいはいストップストップ！Aちゃん回収！」
「ケイト先輩どうしたんですかスマホなんか構えて」
「先輩とはいえよくないと思います」
「…っぷぷ、ガード固いねぇ」
(…あ、撫でられるの終わっちゃった)
眠気はまだ残っているけど、もうすぐ覚めるだろう。
(気持ちよくてずっとしてもらいたいくらいだけど…撫でられてた間、気が緩みすぎてた気がして怖いし)
ユウさんに早めに回収してもらえて、本当によかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1310人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遙(プロフ) - ちぇよちゃのえくぼさん» ありがとうございます…！朝からテンション上がりまくりです笑これからもよろしくお願いします！ (2020年5月11日 8時) (
レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇよちゃのえくぼ - 面白いです! (2020年5月11日 0時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - むうまさん» コメントが、来てる…？？お祝いありがとうございます！これからも頑張らせていただきます！！( ´ ` *) (2020年5月4日 11時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
むうま - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます！！更新頑張ってください！！ (2020年5月4日 11時) (レス) id: 0f25994282 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のま | 作成日時：2020年4月23日 9時
