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「黒霧……コイツらトばせ。俺の大嫌いなもんがセットで来やがった……
餓鬼と礼儀知らず」
見るからにボロボロの怪しい男は、私達を見るなりそう言った。
余りにも大人気なさ過ぎる男に興味を持ったのか、隣の危なさそうな女の子は身を乗り出し舌なめずりをした。
事の始まりは、今日のえらく早朝にある。
「おい」
珍しく近くから聞こえる人の声で目を覚ました。
薄く目を開けて窓を見ると、まだボロボロレースカーテンの向こうは薄暗かった。こんな早朝に誰の用だろう。と思って「誰ですか」と声をかけると呆れたように＆当然のように「俺だ」と言われた。まるで女殴ってそうだなと思ったけど本当に殴られそうなので言うのはやめておく。
「行くぞ」
と言って強引に腕を掴まれ外に引っ張り出された。何をどこに行くのでしょうか、此方はダボダボスウェット一枚なんですと言い返そうとしたけれど初夏の早朝には丁度いい涼しさだった。
寝癖を軽く整えながら、仕方なく彼についていく。
私が「どこに行くの」と聞くまでもなく、荼毘は焦ったように、
『ヒーロー殺しが捕まった』
と口走った。
ヒーロー殺し・ステイン。最近世間を賑わせていたらしいがとうとう捕まってしまうとは。
アンチヒーローって傾向的にかっこいい人が多いから実はオールマイトよりも興味があったりなかったりだったけど、捕まっても別にショックとか受けないということは、ヒーロー殺しも大して好きではなかった、ということだ。
そしてついていくがままに進めば、気付くとちょっとヤバそうなバーに立っていた。ドラマとかでよく見るバーとあまり変わりはなかったが、何せカウンターに座っている奴がもろ厨ニ。カウンターの奥の……バーテンダー？ は見たことのない異形。隣の女子高生っぽい子は見るからに危ない子。こんな中にスウェット一枚って浮いてる？
そして手のついた厨ニが最初の文言を吐き捨てたという訳だ。余りにも極端すぎる。
「何でも良いが手数料は頼むよ黒霧さん。
紹介だけでも聞いときなよ」
と奥で話す金髪ブローカーに促され、隣の危ない子が笑みを浮かべ自己紹介をはじめた。
「トガです！ トガヒミコ！ 生きにくいです、生きやすい世の中になってほしいものです！
ステ様になりたいです！ ステ様を殺したい！！ だから入れてよ弔くん！！」
「意味が分からん、破綻者かよ」
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404(プロフ) - ねかあさん» ああああ応援ありがとうございます！！！！！！！ヴィラン連合のわちゃわちゃ良いですよね私も大好きです！！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3a75ae716b (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - あああああああああああああああ！頑張って！ヴィラン連合入ってくれるとか、ありがたいいいいいいいい！応援してます。 (2月9日 17時) (レス) @page23 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
鉛筆(プロフ) - ねかあさん» お楽しみ頂けたようで幸いです！また応援ありがとうございます。ご期待にそえる作品になるよう頑張りたいと思います……！ (12月23日 23時) (レス) id: 3a75ae716b (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - 見ていて楽しいです。更新応援してます。 (12月22日 22時) (レス) @page13 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ | 作者ホームページ：こっちで おれと おどろうぜ
作成日時：2023年12月14日 7時
