つめたい空気と青い味 ページ2
「邪魔だ消えろ死ねカス」
最近、これしか口走っていない気がすごくする。
そして今気付いた、人を最初から全部燃やしちまったら財布をスッても中身が焦げ尽くしてしまうことに。
もしかして俺は馬鹿だったのか？ ということでテイクツー。
「ぎゃぁぁぁ…………っ、ぁ」
「うるせぇな豚が。黙れ」
手で口と鼻を塞ぐ、そして喉の辺りから焼いていく。……まぁ正直焼ければどこでも良いが喉だとナイフみてぇで格好良い。
そしてソイツの尻のポケットに入った財布をそっと抜き出す。別に気付かれようが気付かれなかろうがどうでもいいね、どうせビビって何も出来ねぇんだからよ。そして俺のボッロボロになった上着のポケットに入れる。
MISSION COMPLATE!! YEAH!!
大体急所を熱すると高音で直ぐに気絶するから、適当に患部にペットボトルの水でもかけてソイツは道端に放っておく。ヒーロー様に見つかる？ アイツらがこんな汚ぇ人間のクズ気にかけるわけねぇだろ(多分)。
例に漏れず今回のターゲット君も手を放せば地面に倒れ伏し、ゴロゴロと隅の方に転がっていった。
こういうの見るとやっぱり“人間ってチンケな存在何だな”と謎に悟りを得たようで気分が良い。
気分が良いから今日はこのまま高い酒でも買っt
「……あのぉっ、すみません、死体遺棄は良くないと……思い、ます……」
おい誰だよ悟りを邪魔した奴は。
くるりと振り返れば随分と小柄な白髪の女、というより少女が立っていた。は？ こんな格下の奴に俺は思考を邪魔されたのか？
待てよ、今コイツ死体遺棄っつったか？
「それは草」
「はい？」
反応早ぇな。キレのある突っ込みは俺も好きだ。
「コイツ死んでねぇよ、ヒーローさん」
「へっ？ ええっ？」
何だよその声と突っ込みたくなったがぐっと我慢してソイツの纏う服に視線を落とす。
「ヒーロー候補生なら、人間の体の見分けくらいつけられるようにしねえとなぁ……だろ？」
「あっ……えっ……すっ、すまっ、すっみません……」
ソイツはちょこちょこと倒れている男の方に寄って行って、まじまじとその体を観察して頸動脈に手を当て、驚いたように飛び退いていた。本当に死んだと思ってたのか……。
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404(プロフ) - ねかあさん» ああああ応援ありがとうございます！！！！！！！ヴィラン連合のわちゃわちゃ良いですよね私も大好きです！！！ (2月19日 11時) (
レス) id: 3a75ae716b (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - あああああああああああああああ！頑張って！ヴィラン連合入ってくれるとか、ありがたいいいいいいいい！応援してます。 (2月9日 17時) (レス) @page23 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
鉛筆(プロフ) - ねかあさん» お楽しみ頂けたようで幸いです！また応援ありがとうございます。ご期待にそえる作品になるよう頑張りたいと思います……！ (12月23日 23時) (レス) id: 3a75ae716b (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - 見ていて楽しいです。更新応援してます。 (12月22日 22時) (レス) @page13 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ | 作者ホームページ：こっちで おれと おどろうぜ
作成日時：2023年12月14日 7時
