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捨て猫 ページ9

「nqrse」


間違いなくそう聞こえた。


目の前にいる彼は私の推しnqrseさん


どうしよう推しがいる。


そして大好きな推しの目の前にいるのはびしょ濡れの酒臭い私


終わった。


ライブがあるたびに可愛く着飾って、推しに見つけてもらいたくて頑張ってペンラ振ってた私よごめんな。


今推しの前で醜態晒してるよ


何もうまくいかない私にどんだけ嫌がらせするのよ神様


ほんとに性格悪すぎ。嫌い。


とりあえずこんな醜態を晒してる場合じゃない急いでここを離れるんだ私


『あはは!、推しに会えちゃうなんてめっちゃラッキーですね私!nqrseさんの活動応援してます!これからも頑張ってくださいね!ここで会ったこと墓場まで持っていきますね!それじゃ!』


オタクの特技早口で有無を言わさずその場から逃げようと歩き始めた突端鈍い音がなる


その瞬間視界はがくんと急降下。胸には息ができなくなるほどの衝撃。そして視界いっぱいに水たまりの泥水。そして大きな水しぶきの音。


そう、わかりやすく言うと水たまりの上で大コケかましたのだ。推しの目の前で。


もう死にたい。


いやもう心も身体も死んでんじゃないかと思うほど痛い。


もう起き上がりたくない。色々痛すぎて。夢だと言ってくれ


「えっwwww大丈夫?wwww」


そう言いながら後ろから声をかけてくれる推し


めちゃくちゃ笑いますやん。ああ、もう恥ずかしい。死にたい。消えたい。


もう死んでしまいたくて、ぐしゃぐしゃな自分をこれ以上見られたくなくて泥水に浸かったまま
動くのをやめた。

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設定タグ:歌い手 , nqrse , なるせ   
作品ジャンル:恋愛
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はる(プロフ) - 三つ葉のクローバーさん» コメントありがとうございます!!!初めて夢小説書いてるので不安でしたが面白いと思っていただけて嬉しいです!ちなみにnqrseの表記にuが入ってるのシンプルに誤字です!訂正しました!教えていただきありがとうございました♡ (2022年2月11日 22時) (レス) @page24 id: 74fb454c25 (このIDを非表示/違反報告)
三つ葉のクローバー(プロフ) - 好き!!話の展開がスピーディーかつ夢主ちゃんの気持ちが毎度爆発してて面白いです!nqrseとnqruseの表記があるのですが、何か違うのでしょうか?(初コメ失礼しました!) (2022年2月6日 19時) (レス) id: b19c11ad50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2021年9月11日 7時

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